THE BEETLE | 愛すべき欧州伝統のカリスマモデル
全国的に見れば100万円を大きく下回るものもチラホラ
フォルクスワーゲン ザ・ビートル(現行)
かつて『ビートル』の愛称で全世界で親しまれてきたフォルクスワーゲン・タイプ1をルーツとした「ニュービートル」。そして、それをさらにモダンかつダイナミックに進化させたモデルがこの「ザ・ビートル」だ。
H24年のデビューから6年を経て、相場はかなりこなれてきている。目を引くスタイリッシュでおしゃれな輸入車ながら、四国では120万台~という相場価格から選べ、全国エリアでは100万台を大きく下回るプライスで販売されているモノもある。今後、タマ数が増えていくことでよりお買い得なものが増えていくことが増えていくことが予想される。また、デビューがH24年のため過走行のものは比較的少なく、コンディションの良いものが中心になるのも嬉しいところ。
「チョコ」「ミルク」「ブロッサム」「レーサー」などなど、様々な特別仕様車、限定モデルがあり、中古でしか手に入らないモデルも多く、付加価値が高くお買い得感も十分。
日本での販売は2019年までとの発表があり、じきに日本での販売が終了となる。新車で手に入ることができなくなることで中古車としての価値や注目度はより上がっていくはずだ。
おすすめグレードはタマ数も充実しているベースグレードの「デザイン」。
▼フォルクスワーゲン ザ・ビートル ターボ SPECIFICATION
・全長×全幅×全高:4270×1815×1495㎜
・車両重量:1380㎏
・ホイールベース:2535㎜
・エンジン種類:直列4気筒DOHC16バルブICターボ
・総排気量:1984㏄
・最高出力:211ps(155kW)/6400rpm
・最大トルク:28.6kgf・m(92N・m)/1700~5200rpm
・JC08モード燃費:13.4km/リットル
・サスペンション前:マクファーソンストラット(スタビライザー付)
・サスペンション後:4リンク(スタビライザー付)
・ブレーキ前:ベンチレーテッドディスク
・ブレーキ後:ディスク
・タイヤサイズ:235/45R18
・乗車定員:4名
▼フォルクスワーゲン ザ・ビートル(現行モデル)
相場価格
(Mj-net調べ2018年7月11日現在)
H24年~29年
122.5~308万円
「デザイン」の新車価格を250万円と比べると、100万円以上も値落ち。ひとクセあるシャレた現行モデルの輸入車をこの価格から手に入れられるのはお得感がある。
▼VW ザ・ビートル 変遷
H24年4月 ザ・ビートルの日本での受注が始まる
H25年3月 「カブリオレ」を追加設定
H25年10月 スポーツモデルの「ターボ」を追加設定
H25年11月 全世界で3,500台限定の「レーサー」を発表
H26年1月 バレンタインの時期に合わせ特別限定車「チョコ」、「ミルク」、「ビター」を発表
H26年5月 限定車「ジャーニー」を発表
▲丸みを帯びながらも重厚なイメージを感じさせる
エクステリアとイメージを同調し、丸みを帯びながらも重厚さを感じさせるインパネまわりのデザイン。
▲「ターボ」のパワーはNAモデルの約2倍
NAモデルは最高出力105馬力。スポーツモデルの「ターボ」に搭載されるユニットは約2倍の出力馬力211馬力を発揮する。
▲日常的な使用には十分対応可能なスペースを確保
独特なフォルムゆえにラゲッジスペースの容量は広いとは言えないが、日常的な使用には十分対応しうるスペースは確保。
▲ターボモデルの走りは力強い重厚なもの
スポーツモデルの「ターボ」の走りは重厚かつ力強い。NAエンジンのスタンダードモデルでもストレスを感じることはないだろう。
▲継承され続けるアイコンデザイン
モデルは代わっても初代“ビートル”フォルクスワーゲン・タイプ1から始まった特徴的なフォルムは継承。誰が見てもビートルと認識できるアイコンデザインを持ちながら洗練さは増している。