Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

今 残したい書の世界

2023.07.28 01:59

Facebook近藤裕子さん投稿記事

於 銀座鳩居堂 朱鳳の会作品展  ー今残したい書の世界ー を振り返って

長年抱き続けた夢が形になり、予想を超えての高評価をいただけたことを゙幸せに思います。

今回は、ずっと私を陰で見守って下さった方々や会の皆様方の心からのご協力があればこそと、改めて深く感謝申し上げます。

これを切っ掛けに「今 残したい書の世界」が、もっと広がりますことを願います。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

           朱鳳


https://ameblo.jp/kirigakiri/entry-12810308288.html 【近藤朱鳳「今を生きることば」出版記念書作品展】より

藤朱鳳先生の祖先は、江戸時代14代将軍徳川家茂に儒学や書道を教えた近藤雀山です。

雀山の曾孫で伝統書道家の近藤露石は朱鳳の父であり、書道の師。と言う素晴らしい方の展示を見せて頂きました。

(以下略)

http://shuhodiary.blogspot.com/2012/04/ 【近藤朱鳳 diary】


https://www.youtube.com/watch?v=T86hE-qKaF0&list=PLQjmKsRJdsgsxVMRSEcsMeFzn2-qQAugd

https://www.youtube.com/watch?v=AceU7kd1NQs&list=PLQjmKsRJdsgsxVMRSEcsMeFzn2-qQAugd&index=5

https://original-sho.com/blog/4344/ 【書道の世界で結果を残していくためには】より

数値では表せない世界

11月中旬になると筆の直し方や上達方法に関するブログの記事のアクセスが増えます。

非常にありがたいことではありますが、伝えたいことが一つの記事にまとまることもなく今回も大切なことを記してみたいなと思っています。

書道で結果を残すためには

私自身小さい頃から”ストイックだ”なんて言われてきた人間ではありますが、単純に物事の本質に対して素直に動いてきたなというだけのことです。

書道の世界というのは数字では表せません。

スポーツの世界ではタイムや得点といった数値が成果に現れます。

これは審判の判断によって稀に変動することがありますが、基本的には強い人が実力を数値に反映させて勝利を掴む、そんな流れでしょう。

フィギュアスケートやスキーのモーグルのように審査員を必要とし、その人たちの独断と偏見によって得点が計算される競技においては、結果は実力が全てだとは言えません。

それはオリンピックでの浅田真央選手や上村愛子選手を見ても分かることです。

書道界も同じです。

人が見て、人が得点を決めている限り、実力を数値化することはできません。

他の芸術においても同じことです。 

だからといって悲観的になることはないです。

下手すると一部の人やグループだけが上手くいくようなシステムになっているかもしれません。

実力が無くても。

でも人間はそこで諦めたり、他の人のせいにしちゃだめですよ。

いつも私が小さい頃から感じていることがあります。

【認められないなら、認めざるを得ないようにしていく】

これが自分の見つけた唯一の答えです。

くだらない答えかもしれませんが、これが理不尽な状況においても勝ち上がるやり方です。

例え書き初め大会であっても作品展であっても、社内の評価であっても。

本当に良いモノは良い。

それはいつの時も存在するものです。

それなら相手がどんな目で見ていても、嫌でも良しと認めざるを得ないものを作りあげていこうじゃないでしょうか。

もう、これを良いと言わなければ恥ずかしいと思えるほどのものを。

それは人によっては遠い存在なのかもしれませんが、それくらいの根性を持っていないとこの不明確な世界は生きていけません。

ましてや書き初め大会などは、知識も全くない学校の先生が見ていることが多いです。

雰囲気で何となく決めることが多いそうです。

それでも良い雰囲気がひしひしと伝わる作品なら選ばれます。

 看脚下|書道作品

実にくだらないことは、まともに努力もしていないわりに他人(審査員等)のせいにして

「見る人の好みに合わなければ成績が良くならない」

と思う人が多いことです。

誰でも認めるような実力がある人が言うなら格好がつきますが、そうでも無い人が言っていても格好もつきません。

自分のような人間からすると、

「ならあなたは本当に良いものを書けているの?」

と言いたくなります。

残念ながら大抵の場合はNOです。

書作競書 

自分が数年前、まだロクに書道界のことを知らずに書作という競書誌を取り始めた頃、全く成績が出ませんでした。

恥ずかしいくらいに駄目でした。

だけど他の人もあきれるくらいに枚数を書きこんでから提出して、ある程度時間が経ってからは写真版によく載るようになり、年間でもトップクラスの掲載数だったことがあります。

今はと言うとたまに載る程度で、これも書き込んで無いから当然だなと感じています。

器用、不器用、天才、凡才問わず、努力しないことには何も起きません。

本当に頑張っていれば成果は出ます。

ただ自分で頑張っていると自覚しているレベルというのは話になりません。

そこには何か自己満足が伴っているからです。

自分で周りが見えなくなるほど没頭できたなら本物かもしれません。

いずれにしてもいつの時代も、どんな環境でも、あなたより頑張っている人間がいるはずです。

あなたより苦しんでいる人がいるはずです。

私が事業として書道家をしていても、いつも同じ感覚で戦っています。

上には上がいるのだからこそ、ある程度形の決まった成果を求めるのではなく、自分の限界を求めていくような広い世界観を持った人が、本物を手に入れるのでしょう。