早逝のレーシングドライバー、スーパースター福澤幸雄

出自は曽祖父が福澤諭吉で超セレブリティ。

日本とギリシャのハーフでパリ生まれの絶世の美男子。ファッションモデルかつファッションブランドの取締役でもあり、最盛期はCM4本で起用され、なおかつ映画にも出演の売れっ子タレント、その上トヨタのワークスレーシングドライバーと七面六臂の天賦の才能を発揮した福澤幸雄。

現在でもこのように全てを兼ね備えた才色兼備の男性はいないと思います。

(まるで少女マンガの主人公！いやそれ以上！！)

日本のモータリゼーション黎明期をキラ星のごとく駆け抜けた伝説の巨星...享年25才。

そのあまりにも早すぎた死は1969年2月、こけら落としされたばかりのヤマハ袋井テストコースで新型レーシングマシン、5リッタートヨタ・7の試験走行中、(トヨタのレーシングマシンがなぜヤマハのテストコース？と思われている方も多いと思いますが、トヨタのちょっと性能の良いエンジンはヤマハ製が多いです。ヤマハへ開発を依頼し始めたのは1964年より)突如車両の挙動が乱れコースアウト。標識の鉄柱に激突。さらに土手に激突し炎上。チームメイトがやけどを負いながらの救助も虚しく死亡...死因は頭蓋骨骨折による脳挫傷で、鉄柱に激突した時点での即死とみられています。

現在も御尊命であれば75才...重鎮のモータージャーナリスト、はたまた世界的ファッションブランドのオーナーデザイナー兼広告塔、ブランド名と同名のレーシングチームのオーナーといったところでしょうか...

YouTuberの綾人さんの動画で存在を知り、偉大な業績を讃えつつ壮絶な死を悼み投稿です。

日本のモータリゼーション黎明期を共に支えた偉人であり、自動車評論の草分けである小林彰太郎氏も、徳さん(ジャグワー、メルツェデスでお馴染みのモータージャーナリスト徳大寺有恒こと元トヨタワークスレーシングドライバーの杉江博愛氏)も、世界的モデルカーコレクターであり自動車評論家であった(お若い頃はカメラマンであった！)川上完さんもみんな亡くなります。

メメント・モリ(ラテン語で「自分が（いつか）必ず死ぬことを忘れるな」の意)

人は皆、生まれ落ちた必然がありこの世に生を受けています。

あなたは人生でなにかやり遂げたい！すでにやり遂げた、と言うものはありますか？

写真：https://blogs.yahoo.co.jp/topriderx/13164009.htmlより