HGAC ガンダムデスサイズヘル レビュー 2023.08.02 02:38 今回のレビューは、1/144スケール ハイグレード より、“HGAC ガンダムデスサイズヘル” です。 “新機動戦記ガンダムW” より、デュオ・マックスウェルが搭乗するガンダムデスサイズの改修機、“XXXGー01D2 ガンダムデスサイズヘル”がHGACで登場。 プレミアムバンダイ限定で発売されました。 ガンダムWでも屈指の人気機体(だと思う)のデスサイズヘルですが、プレバンかぁ・・ サンドロック改やヘビーアームズ改はまぁ、仕方ないかなとは思うんですが。 せめてこれと、アルトロンは一般で発売してほしかったなぁ。 まぁ、アルトロンはまだ情報ないですけど、この流れだとプレバン確定でしょう。 ていうかさっさと出して。 ガンダムW関連も、ガンダム以外にリーオー、マグアナックと量産機がHG化、しかも一般発売されたので、その後もエアリーズ、トーラスなどなど発売されると思っていたんですが・・もうなさそうですね。 デスサイズヘルはトーラスと並べたかったです。 トーラスなら、とりあえずそのまま3色は出せるから、それなりに売れると思うんだけどなぁ。 ちなみに今回のデスサイズヘル、5月発送の1次分にはフラれたので、7月発送の2次分で確保しています。 なかなか2次分の予約が始まらなくてヤキモキしましたが。 それでは、レビューしていきます。 キットはパチ組みに最低限の墨入れ、付属のシールを貼ったのみです。XXXGー01D2 ガンダムデスサイズヘル 今回のレビューは、1/144スケール ハイグレード より、“HGAC ガンダムデスサイズヘル” です。 “新機動戦記ガンダムW” より、デュオ・マックスウェルが搭乗するガンダムデスサイズの改修機、“XXXGー01D2 ガンダムデスサイズヘル”がHGACで登場。 プレミアムバンダイ限定で発売されました。 ガンダムWでも屈指の人気機体(だと思う)のデスサイズヘルですが、プレバンかぁ・・ サンドロック改やヘビーアームズ改はまぁ、仕方ないかなとは思うんですが。 せめてこれと、アルトロンは一般で発売してほしかったなぁ。 まぁ、アルトロンはまだ情報ないですけど、この流れだとプレバン確定でしょう。 ていうかさっさと出して。 ガンダムW関連も、ガンダム以外にリーオー、マグアナックと量産機がHG化、しかも一般発売されたので、その後もエアリーズ、トーラスなどなど発売されると思っていたんですが・・もうなさそうですね。 デスサイズヘルはトーラスと並べたかったです。 トーラスなら、とりあえずそのまま3色は出せるから、それなりに売れると思うんだけどなぁ。 ちなみに今回のデスサイズヘル、5月発送の1次分にはフラれたので、7月発送の2次分で確保しています。 なかなか2次分の予約が始まらなくてヤキモキしましたが。 それでは、レビューしていきます。 キットはパチ組みに最低限の墨入れ、付属のシールを貼ったのみです。 OZ宇宙軍によって鹵獲されたデスサイズを、当時OZ月面基地に拘束されていた5人のガンダム開発者が秘密裏に強化改修した機体。 同様にシェンロンもアルトロンに改修されています。 そもそも地球降下の電撃作戦用に開発されていた5機のガンダムは基本的に地上戦用で、宇宙での運用が想定されていなかった(なのでOZ宇宙軍に敗北した)ため、改修に際しては主に宇宙での運用を前提に機動性の向上をメインに、デスサイズに関してはさらにメリクリウスに使われた技術を転用したアクティブクロークを追加し、防御力とステルス性の向上が図られました。 機体とともに捕縛されていたデュオがOZ内部の対立の混乱に乗じて本機に搭乗して脱走。 同じ状況にあった五飛のアルトロンとともにモビルドール、ビルゴ部隊を圧倒しています。 機体のほぼ全面を覆う外套状の追加装甲、アクティブクロークが非常に印象的なデスサイズヘル。 このアクティブクローク、形状的にマントというよりはポンチョみたいで、正直この基本形態では改修前のスマートな姿よりも鈍重そうに見えます。 しかしこのクロークが前後左右に展開したときにガラリとシルエットが変わる、その禍々しい姿が、機体名につかされたヘル=地獄、悪魔的で強烈なインパクトでした。 まぁ、その展開時の姿はまたのちほど見ていただくとして、まずはとりあえずクロークを外した本体のみで。 ウイングゼロはそもそも別機体なので脇に置くとして、ほかの4機のGもすべて後半に改修されてパワーアップするわけですが、そのなかでもやはりデスサイズが一番見ために変化がありますね。 クロークを外した本体のみでもけっこう印象が変わっています。 具体的に上半身はバックパックを除いたすべての外装が変更。 下半身も改修前から変更がないのは腰部フロントアーマーとソールを除く脚部のみです。 わりとシンプルな形状だった頭部は兜を被ったような大仰なものに変更。 縁の装飾部分も成型色で再現されているのはすごいです。 ただ、寄りで見るとパーツの境がちょっと浮いた感じはしますね。 水星HGシリーズのようにツインアイまでは色分けされていません。 肋骨が露出したような、少々グロテスクな胸部デザイン。 肋骨のように見える部分はその名もリブジャマーといって、バックパックに装備するステルス装備、ハイパージャマーの効果を増幅する機能があるそうです。 リブジャマー根元部分のグレーとコクピットハッチの三角マークはシールです。 腕部根元は一旦後ろに引くことで前方への可動域が広がります。 ここはW系キットではほぼ共通の構造。 背面。 腰部サイドアーマーやリアアーマーが大型化していますが、こちらは見ためにはあまり改修前から変わっていません。 バックパックの形状は改修前と同じです。 宇宙での運用を考慮した機動性の向上も、主にアクティブクロークでクリアしているので本体にはほとんどスラスター類は増設されていないんですね。 メインスラスターはボールジョイントで若干可動。 左右のパイパージャーマーも角度の変更が可能です。 なお、ハイパージャマーも形状こそ変わっていませんが、性能的には約2倍になっているらしいです。 腰部はサンドロック以降のW系ガンダム共通(フレームパーツの大半が共通なので)で前屈可動、さらに股関節の前方へのスイングが可能です。 膝関節はちょっと独特の構造になっていて、そのままだとこの程度しか曲げられませんが、 膝アーマーのジョイントを外すことで脛側のフレームがスライドでき、深く曲げることが可能になります。 でも、わざわざ膝アーマーでロックするような構造にしている意味がよくわかりません・・ 膝関節自体、普通にポリパーツでの接続で問題ない気がするのですが、なんで挟み込みにしたのか? その他、基本的な仕様は改修間のデスサイズのキットとさほど変わらないので、そちらのレビューもご参考に。 のちほどリンク貼っておきます。武装・ギミックアクティブクローク 計6枚の外套状の装甲で前後左右・・本体をほぼそっくり包み込むことが可能な本機の代名詞ともいえる特殊装備。 装甲自体に耐ビームコーティングが施されているうえ、メリクリウスのプラネイトディフェンサー同様の防御フィールドを展開することができ、戦艦の主砲クラスのビームを防ぐことが可能です。 今回、通常の閉じている状態はとくに左右でジョイントできるような構造にはなっておらず、ただ閉じているように位置を合わせるだけ。 前はまだ合わせやすいのですが、なんでか後ろはちょっと合わせにくいです。 パーツ自体が微妙に反ってしまっているのかなぁ? 前後の装甲はC型ジョイント接続でそのまま上向きに展開。 なお、色分けは正面側の表面、白い部分や小さな赤いパーツも成型色で再現されています。 裏側も、スラスターがちゃんとグレーのパーツで分割。 白いパーツの裏側には濃紺のシールを貼る仕様です。 側面の装甲はやはりC型ジョイントに加え根元がボールジョイントでより柔軟に可動します。 というわけで展開状態。 ポンチョを着ているようだった通常形態から一変、カラーリングも相まってコウモリ・・いや、悪魔が翼を広げたような禍々しいシルエットになっています。 後ろ姿もいい。 クロークの基部となるジョイントアームは本体の肩から直接生えており、挟み込み構造で取り外すことはできません。 アームは左右にスイング、さらにクロークの接続パーツが前後、上下にロール可動するので、ある程度の表情付けが可能です。ツインビームサイズ メイン武装だったビームサイズのビーム発振部を2基に増設、さらにブースターも追加して攻撃範囲、速度を向上させた大型格闘武装。 ビーム発振部は可動するのでビーム刃の角度も様々に変更できます。 なお、柄の部分とビーム刃は改修前のキットからそのまま流用されています。 ビーム刃は改修前の時点で2枚付いてたんですよね。 なぜか硬質プラ。ビームエフェクトはたいがい軟質製なんですけども。 2枚で微妙にサイズが違っていて、説明書では大きいほうを下側に付けるようになっていますが、それぞれ上下どちらにでも付けられます。 柄が縮んだ形態状態のものは別個に付属。 腰部リアアーマーのラッチにマウントできます。 改修前もそうでしたが、保持用のものより一回り小さいです。 そして裏側はガッツリ肉抜き。 せっかくビーム発振部が可動するんだから、柄の差し換えでよかったんじゃ・・バスターシールド 開閉式のクローにビーム刃発振機能も備え、さらにブースター装備で射出も可能な複合装備。 改修前よりも大型になっていますが、形状は棺桶がモチ-フなんだとか。 一応シールドということになってますが、アクティブクロークがあれば防御面は完璧なので、どちらかといえば遠距離用の武器というイメージです。 左前腕に装備。接続は3㎜軸です。 改修前でもそうでしたが、右手には穴がないので装備できません。 クローは左右が連動して開閉。 ビーム刃はやはり改修前と同じものを使用します。 裏面には軸だけでなく3㎜穴もあるので、適当なスタンドを使っての投擲シーンの再現も簡単です。比較画像 改修前のデスサイズと。 比較的シンプルなデザインで、カラーリングも相まって非常にスマートな印象だった改修前から、ぶっちゃけなんかもっさりしちゃったな・・と、この通常形態を見ただけだと思っちゃいますよね。 でも、クローク展開で劇的に格好よくなる改修後。 表面積も一気に広がってケレンミたっぷりです。 しかし、今見ると普通に悪役ガンダムですけどね。 これに、5人のガンダムパイロットの中では一番社交的で一番前向きなデュオが乗るギャップよ。 HGAC ガンダムデスサイズ レビュー ウイングガンダムゼロと。 この状態で並べるとゼロは案外地味だな・・ キットのフォーマットももう一昔古いので、なんというかプロポーションも微妙に野暮ったい感じもあります。 ヘビーアームズ改、サンドロック改と。 ウイング、デスサイズ、シェンロン(アルトロン)と較べて明らかに二軍的な扱いのヘビーアームズとサンドロック。 ヘビーアームズはまだ武器が強化されたからいいけど、サンドロックは必殺技が使えなくなってますからね。 まぁ、カトルのスキル的に指揮官機として位置付けられたので、単体の戦闘力はそれほど重視されなかったのかな。 HGAC ガンダムサンドロック レビュー(2021年1月27日 追記) HGAC ガンダムヘビーアームズ レビュー(2022年6月25日 追記) 以下、画像 基本的な可動性は、W系ガンダム共通フォーマットなので安定して高いレベルにあります。 ただまぁ、クロークを閉じた状態だとさすがに動かしにくいですですね。 それでもジョイントアームの可動でクロークの位置を調整できるので、そのまま立て膝も可能です。 バスターシールド射出! 先に言ったように、シールドの裏面に3㎜穴があるのでディスプレイしやすいです。 スタンドを使って。 うん。まさに死神という佇まい。 なお、スタンド対応なは股下にあるのですが、浅いのと、ちょうどパーツ合わせめになっていることもあってちょっと不安定(深く差しこもうとするトパーツがばらけてしまう・・)です。 クローク展開で本領発揮! 上空から舞い降りる死神。 その巨大な鎌で容赦なく魂を刈り取っていく・・ ツインビームサイズの柄は長いので両手持ちにも余裕があります。 ビーム発振部の角度を変えることで、鎌から薙刀のような形状にも。 ブースターの向きは気にしないでください(笑)。 さらにこっそり改修前のキットから大きいほうのビーム刃を拝借して両方大きい刃に変えていたりします。 片手でサイズを持つ場合は、さすがに手首がへたりがち。 なお、ハンドパーツは通常の持ち手以外に角度付きの持ち手、さらに平手も左右分付属。豊富なハンドパーツはサンドロック以降で共通ですね。 アクティブクロークを装備したことで肩のマシンキャノンがオミットされ、射撃武装は頭部のバルカン砲だけになっていますが、バスターシールドがあるのである程度の遠距離戦もオーケー。 そもそも敵からの遠距離ビームはほぼ無効なので、気にせず突っ込んでいって鎌でバッサリというスタイルですが。 その前に視認されないか。VS ヴァイエイト & メリクリウス 終盤、ヒイロはミリアルド、五飛はトレーズ、カトルもドロシーと3人はライバルとの戦闘があるのに、デュオとトロワにはそういう相手はいなかったんですよね。 それでもデュオはまだいい。 1人で、それぞれトロワとヒイロの戦闘データが移植されたヴァイエイトとメリクリウスを倒してますからね。 トロワは最終戦でなにしてたんだっけ?ヒ「五飛、今のおまえでは俺たちの戦いにはついて来られないだろう。もう少し鍛えてから出直してくるんだ。五「なんだと・・! 早くアルトロン出してください・・ 以上、“HGAC ガンダムデスサイズヘル” でした。 W系ガンダムのHGキットも、サンドロックの発売が19年の9月ですから、正直フォーマットとしてはもう一昔以上前のものになるんですねぇ。 ただまぁ、最近の水星HGシリーズにしても、そこから大幅に進化した感じはないです。 むしろポリパーツの廃止や構造の簡略化といった部分が目立ちます。 可動性も大差ないですね。 要はもう5年ほど前にHGキットはほぼ完成してしまっているので、同じ世界観のMSで発売まで間が開いていたとしても、以前ほど違和感を感じることはないんじゃないかなぁ。 だから、トーラストかエピオンとか出してください(笑)。 さて、デスサイズヘル。 ウイングゼロを除く4機のGのなかでは改修前後でもっとも印象が変わる機体で、相応に新規造形パーツも多くなりました。 一番の特徴であるアクティブクロークは、基部に可動軸が設定されてある程度の表情付けが可能になっており、ツインビームサイズと併せて死神・・いや、もはや悪魔的な禍々しさが映えます。 そのクロークに頭部など、かなり細かい部分の色分けも成型色で再現されていて、改修前の状態から700円の上昇も伊達じゃないと思わせてくれます(思わないとやってられない、という説もある・・)。 もちろん改修前から優秀だった可動性も健在で、デスサイズヘルらしい大胆かつスタイリッシュなアクションポーズが決まります。 しかし、改修前のデスサイズの発売が21年5月なので、そこから丸2年。まぁまぁのスローペースですね。 というか、HGUC(ACも通しナンバーなのでそう言いますが)の一般販売品は昨年9月のシェンロンからこっち、一切新しい展開がありません。 水星の魔女があったので。そちらにリソースを割かねばならなかったので仕方ないとは思いますが、それもとりあえず終わったし、そろそろ再始動してほしいところですね。 再始動一発め、なにが来るかな? それこそエピオンとか・・あ、でもSEED劇場版とかあるらしいから、HGCEの新作(新型ガンダム)が来たりするのかな。といったところで、今回は終了。 またのご訪問を。