PRをはじめたきっかけは、ニューヨークだった〜かみむらゆい Facebook log〜
PRをはじめたきっかけは、ニューヨークで、たくさんのアートやクリエイションに出会ったことだった。それらとの距離が、NYCでは、とても近いのだ。
アーティストやクリエイターは無数にいるし、趣味としている人のクオリティも、あまりに高い。
わたしは、ある程度には、いろんなことをそつなくこなすことができる。
そこそこ絵も描けるし、そこそこ歌も歌えるし、そこそこ工作もできるし、そこそこ料理もできるし、だいたい、なんでも、そこそこに。
でも、つき詰めている人びとのそれとは、無論、かけはなれてる。
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かつて、ニューヨークで活動している、同じ日本人の素晴らしい創造者たちに多く出会った。
当時、美大生の友人などがいなかったわたしは、美術館やアートイベントにいくことは大好きだったけれど、同じ年くらいの若者でありがなから、大変にクオリティの高い制作をしている人びとと触れ合ったことは、なかった。
ひどく感銘を受けた。
だけど、若かりし彼女たちには
いつだって少しの憂いがあった。
ニューヨークという環境の中で、創り出せる幸せ。
いつだってインスピレーションを多量に受け取れる。
生み出すことに没頭できる。
創造や表現は歓迎される。
そんな今は、いい。
ここで学んだり、
表現したり、高めたりできているうちは。
だけど、この先、これで生きていくことができるのだろうか。
アーティストやクリエイターとして生きていける人なんて、ほんの一握りなのに。
そんな不安を、たびたび耳にした。
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わたしは、ただ、シンプルに「いつか、やめてしまってほしくはない」と感じた。
素晴らしかったのは
できあがった「もの」だけじゃない。
生み出しているときの彼女たちの美しさを想うとやめてしまってほしくなかった。
いつまでも、輝いていてほしかった。
本人たちができないなら、その才能を「わたしが世の中に伝えよう」と思った。
「わたしが、ビジネスのところをやればいい」って。
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そうして出会った、PRという仕事。
帰国前〜帰国後、基礎を学んだ。
そして、フリーランスとして独立。
「かみむらゆい」をPRすることが1番の実践の場だった。
PRライターのかみむらゆいは、「じぶんを世に知らしめたい」とか、そんな大それたことを思って育ててきたものではない。
ただ、じぶんを使って実験をくり返してきたような感覚。
2年かけて、営業活動をしなくても仕事がとぎれないところまで、創り込めた。
広告も、宣伝も、しなくても、講演や勉強会にも、きてくれる。
(50人以上の大規模では、やったことないけどね)
小さな業界でも、
わたしが知らなくても知っていてくれる人たちがいる。
「かみむらゆいに憧れて」
「かみむらゆいを知って」
ライターやPRをはじめる人もいる・・!
(セミナーとかに来て、そう言ってくれる人がいる♡)
法人としては、次は、また世の中の役に立てたい。
じぶんの好きなサービスをPRしていく。
これもまた成し遂げたとしても、1つの過程であって、成功法をストックするための実験でもある。
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もう1つ「かみむらゆい」をPRしていくうちに、
たくさんの若者たちに出会って、気づいたことを実践してみている。
それがフリーランス支援。
「かみむらゆい」の、生き方を知りたい。
「かみむらゆい」から、何かを学びたい。
そんな若者が近づいてきてくれるようになって、考えるようになったこと。
いわゆるアーティストやクリエイターだけが、創造者なのか。
生きたい人生を創っている、
ひとりひとりが創造者だよね。
じぶんが蓄えてきた、PRの知識や経験を活かして叶えたかったことは
「アートやクリエイティブを世に広める」ってことじゃ、ない。
「やりたいことで生きていく」をサポートすることだった。
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「やりたいことで生きていく」をサポートするには、
じぶんがまず、そう在ること。
じゃないと説得力が、まったくないからね!
だから、それはいつまでもどこまでも追求しつづける。
「やりたいこと」は日々変化していくし、
増えたり減ったりするけど、なるべく多くを満たしていたい。
そして、どのステップも結果でもあり、過程でもある。
別に、これにも、終わりなんてない。
さっさと成功して、リタイアしたーい!とか、一切ないし。笑
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で、アートやクリエイティブに深く関わっていくフェーズも、この次の次くらいにやってくる気がしている。
30代。
あと10年、存分に使って、いま描いていることを実現していきたい♡
とか言いながら、5年とかで、そこまで行ってて「案外はやかった〜!」とか言いながら、また次の結果や過程を大切に生きていっていたい。
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ということを、現時点では思っている。
お盆休みは、クライアントさんが、だーれも働いてないから
ふり返り、感じて、考え、想い描く時間がたっぷりだ〜
みんなは、どんな過去と今と未来を生きてるんだろう。
次会ったら、片っ端から聞いていきたいです。