三代目❤夢小説 『NAOTO編27』
2018.07.27 02:50
「直人さぁーん‼」
雨の中を透明な傘をさしたまりあが走って帰ってきた。
みんなが集まる藤棚の下まできて、両膝に手を置き息を整える。
「…まりあちゃん、どうだった?」
「…はぁ、はぁ…直人さんっ…」
「落ち着いてからでいいよ。一生懸命走ってきたんだね」
直人がまりあの背中を優しく撫でた。
「…た、隆臣くんは?」
「…まだ見つかってない」
「…隆臣くんを…見かけたって人はいませんでした」
「…そっか」
「…ただ…昨日公園で隆臣くんに声を掛けていた女の人が居たって教えてくれた男の子がいて」
「え!?…それ詳しく聞かせて❗」
警察に向かうため、藤棚を出ようとした臣がとって返し、まりあの両肩を強く掴んだ。
「臣!落ち着けって!」
直人が臣をセーブする。
まりあの回りに全員集まってきた。
つづく