自己肯定感の本当の意味とは?
写真は以前行ったマリーナホップの水族館の写真。
お魚が綺麗でした💕
さて本題です。
自己肯定感を高めたい。
現代に生きるたくさんの人の願いなのではないでしょうか。
私も指導者として自己肯定感の高い子どもたちを育てていきたいと、いろいろと勉強してきました。
現状では、自己肯定感の意味を勘違いしている人が多いようです。
自己肯定感とは、「自分が自分であって良い」「ありのままの自分を受け入れる」という感覚です。
多くの人は、自己肯定感は、自分の良いところを見つけて肯定したり、自分のできているところを見つけて褒めることによって高まるもの、と思っているのではないでしょうか?
実際、私もそうだと思っていた時期が結構ありました(^_^;)
ですが、自分の良いところ、長所を見つけることで自己肯定感を高めると考えていると、一時的に自信が高まったりしますが、逆に自己嫌悪に陥ってしまう場合があります。
自己肯定感が高いと、自分も相手も大切に、尊重できるため、人生の満足度が高くなります。
反対に、自己肯定感が低いと、他人と比べて優越感と劣等感の間を行ったり来たりしたり、人からの評価が気になったり、相手が思い通りにいかなかった場合に相手をコントロールしようとしてしまうなど、人間関係に疲れてしまいがちになります。
では、どうすれば自己肯定感が高まるのでしょうか?
例えば、学校で優秀な成績をとった、難関大学に入学した、仕事で大きな成果を出した、ということでは、自信がつくことはあっても、自己肯定感が高まることはありません。
そうではなく、自分を受容(自己受容)することで、自己肯定感は高まっていきます。
「どんな時の自分もありのままに認めてあげること」
「自分の存在そのものを受け入れること」
これが自己受容です。
そして、心理学の研究によって分かっていることがあります。
「自己受容と他者受容は、正比例する」ということです。
自分のことを受容できればできるほど、他者のことも受容することができるようになります。
自分自身と良い関係を築くことが、他者と豊かな関係を作っていくことにつながります。
自己否定がある人は、他人の中に、否定している自分の要素と同じものを見つけると、それを否定したくなってしまうのです。
私もこれを知ったときは、
「えーー!?でもそうか、確かに、そうかもしれない…」
と目から鱗でした。
なので、他人を否定したくなったときは、自己否定がないかどうか、自分の心に聞いてみると、何か発見があるかもしれません。
私自身、常日頃からこれをやっていて、かなりいろんな発見があり、こんなにも自分は「こうあるべき」などの思い込みにがんじがらめになっていた人間だったんだと驚くばかりです(*_*;
自己否定を見つけたら、そんなことを思っていたんだね、と、自分を受容してあげるようにしています。
そんなこと思ってはいけないとか、抑圧することはせず、あるがままに、こんなことを思っていたんだね、と。
自己受容ができると、自分も生きやすくなりますし、他者との関係もより良いものになるはずです。
何か行動をしてこんな素晴らしいことができた!こんな結果を出すことができた!
もちろんそれも大切なことですが、あまりにそこに偏りすぎると、「もともとのありのままの存在」にOKを出すことができなくなってしまいます。
自分の良いところを褒めたり、頑張っている自分を肯定することばかりしていると、自己肯定感が高まるどころか、逆効果になってしまうこともあります。
その子が「やっていること」「できていること」「持っていること・もの」「頑張っていること」について褒めると、評価が気になる子どもになっていきます。
そして褒められる自分でないと価値がない、と思うようになっていく場合もあります。
常に何かしら頑張っている自分でないといけないと思い込んでしまう。
そんな風に育ってほしくはない、と思いながら、私はレッスンをしています。
そのためにできること、それは、頑張っているところばかり褒めすぎないこと、できることだけを期待しないこと、そして子どものありのままを否定せず、受容すること、と現時点では思っています。
子どものその時の感情をありのまま受け入れ、寄り添うこと。
これは親が子どもに対してできると、自己肯定感が育ち、自分のことが好きな子どもになります。
親だけでなく周りの大人がそのように接することができたら、自己肯定感の高い子どもになるのだろうなと思います。
不完全でもそのままを、今ある状態をあるがまま受け入れることが大切です。
子どもが悲しかったら「悲しいんだね」
子どもがやりたくなかったら「やりたくないんだね」
子どもが疲れていたら「疲れているんだね」
と、一度受容し、そうすることでしっかりと存在を受容してあげること。
アドバイスや励ます、という行為を(良かれと思って)ついしてあげたくなってしまいますがその前に、まずその感情を受け入れてあげることが大切なのだそうですよ。
私も子育てをしながら気を付けていますが、なかなか難しいですね。
そんなこと言わないの!とか言ってつい否定しちゃうこともありますね(^_^;)
生徒さんもわが子も、自分のことが大好き!な人になってもらえたら良いなと思うので、私もまだまだ勉強を続けたいなと思います。
今回のお話は、Youtubeで心理カウンセラーの方がお話されていたものを参考に、自分の考えを整理するためにもブログに書かせていただきました♪
もっと詳しく知りたいという方は、Youtubeも観てみてくださいね(^^♪
たくさんの本も出版されている有名なカウンセラーさんです。