『W旦那+(プラス)』 TAKAOMI⑫ 三代目妄想劇場ショートストーリー
2018.07.28 14:20
滝のように降り注ぐ大雨の中、フラフラと隆二が帰ってきた。
臣「隆二⁉️お前なんで携帯出ないんだ?」
隆二「スマホ…落っことしちゃった」
臣「え⁉︎…」
藤棚までやってきて、ヨロヨロと倒れこむのを見て、咄嗟に臣が支えた。
「隆二!…こんなに濡れて…」
衣服から水滴が滴り落ちるくらい、びしょ濡れになっている。
隆二「はぁ…いないよ、どこにも…」
臣「お前…」
臣が隆二の額に触れた。
「うわ…すごい熱…」
直己「大変だ!すぐマンションに連れて帰れ!」
臣「……でも、俺、警察に行かないと」
隆二を抱いて呆然としている臣がやっと答えた。
直己「警察には俺とマネージャーが代わりに行くから。とにかく家へ連れて帰れ」
直人「それがいい。俺達はも一回太陽くんのところへ行って、他に何か思い出したことがないか聞いてみるよ」
「まりあちゃん、付き合ってくれる?」
「はい!」
「ありがとう」
啓太「俺達はどうすれば?」
直己「とにかく連絡があるまで自宅で待機していてくれるか?」
啓太「わかりました」
伸之「さっきLINEがあったので、SWAYさん達と合流して一緒にいます」
啓太「何かあればすぐに動きますから」
直己「頼んだぞ!じゃあ急ごう!」
直己がマネージャーに声を掛け、一足先に警察へと向かった。
つづく