オーベルジュ『maccarina』。
足早に札幌を離れて、ニセコと洞爺湖の間にある真狩村へ。
まるでフィンランドのような白樺林の中を車で走ること1時間半、
今回の旅の目的地である『maccarina(マッカリーナ)』は羊蹄山の麓にありました。
maccarinaは札幌のフレンチレストラン・モリエールの中道シェフが手がけるオーベルジュです。
maccarinaのほか美瑛や旭川などでもレストランを展開されていらして、モリエールはミシュラン北海道で三ツ星を獲得した3軒の内の一つでもあります。
「風のレストラン」をテーマに、道産の季節の食材を使用し素材の味を生かしたお料理が特徴です。
テーブルのすぐ後ろはガラス張りの厨房となっていて、緊張感のある光景が垣間見られます。
前菜は魚介やフォアグラに色鮮やかなお野菜の組み合わせが美しい一品、
メークインの冷製スープ、平目のソテー、メインのお肉料理へと続きます。
釧路の標茶町の牛肉は厨房を飛び出して、中庭で薪と炭を使って焼かれたそう!
そして、maccarinaならではの『旬の野菜料理』が衝撃的でした!
ディナーが始まる時に『お野菜本来の味を楽しんで頂きたいと思います』と仰られていたのですが、
何と『ボイルしただけのブロッコリー』と『焼いただけのジャガイモ』が登場!
ブロッコリーの方はソースをかけていますが、運ばれてきた時はお皿の上に本当にブロッコリーだけ。
ジャガイモは越冬させた熟成芋のメークインを灰の中で2時間かけて焼いたものだそう。
ブロッコリーもジャガイモも何といっても甘い!!
ジャガイモはコースの終盤で出てきたにも関わらず、もう一つ頂きたくなる位でした。
ブロッコリーに関しても普段食べているものとは全くの別物で、
「自宅で上手に茹でるコツはありますか?」と伺ったら「難しいでしょうね。。」とマネージャーが即答されて。
その理由は収穫して3時間以内の鮮度、察しはついていたけれど確かに東京では難しいです。
お食事に鮭のご飯、デザートにはチョコレートチュイールを頂きました。
『旬の野菜料理』はこの季節はアスパラやトウモロコシ、冬はユリ根が登場するそう。
真狩村はユリ根の生産量が全国一位だそうで、ホクホクな一皿を想像しただけでワクワク。
またいつか冬にも訪れてみたいです。
引き続き、maccarinaの朝ごはんをお伝えしたいと思います。
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