#304 ついに実現!地産の夏野菜でカレー給食
【福井尚子・高志】
“子どもに給食でおいしい野菜を食べてほしい!
地域の農家さんの支えになったり、
無農薬の野菜栽培を応援することで地域の環境もよくなったら。”
そんな思いで立ち上がった「にのみやみんなにやさしいごはんプロジェクト」という活動を二宮町でしています。
2年前に団体を有志で立ち上げ、まずは給食のことを知ろうと給食センターで行われる試食会に何度か足を運びました。
給食センターの方とコミュニケーションをとり、教育総務課とも話し合いの場を設けていただき、今年2月には、地域で生産された原木椎茸入りの給食が実現!
さらに町長や教育長などさまざまな方と話し合いを重ねる中で、
学期に一度は地産のオーガニック給食を実現させようということになりました。
そして今年7月!ついに地域の農家さんたちの野菜で夏野菜カレー給食が実現!
今回取り組んだのは、ピーマン、ナス、ズッキーニの3種の野菜です。6組の農家さんに協力をお願いしました。
農家さんと関わりの深いメンバーが、農家さんたちに価格や収量を交渉し、納品業者さんとの間を取り持ち、あちらへこちらへ奔走して実現しました。
実は私自身は当日給食を食べにいったぐらいで、奔走してくれたメンバーには感謝とリスペクトしかないのですが。
とはいえ、初めての取り組みで課題もたくさん見えてきたところ。
今回の取り組みで見えてきた課題を次へいかし、いつか地元産の無農薬無肥料の野菜があたりまえに給食にでてくる日を目指してこれからも取り組んでいきたいと思います。
それにしても、2年前に団体を立ち上げたときは、こんなにすぐに実現するとは思っていませんでした。
ここまでこれたのも、給食センターの職員さんや町役場の方、町長が「やりましょう!」と言ってくださって、農家さんや納品業者さん、調理員さんなど現場の方の協力もあったからこそ!
二宮町にオーガニック給食の波、きてます!
各農家さんは特に大きくてきれいな野菜を給食用に提供してくださいました。給食センターでは、野菜の味ができるだけわかるようにいつもより大きめに切ってくださったそう。できあがったカレーは、子どもたちにも大好評でした!