7月24日 旭川→美瑛→南富良野(121km)⑵
ドラマ「北の国から」の世界へ
富良野といえば、「北の国から」ですよね。
ドラマの中の主人公、純や螢と共に成長した方も多いはず。
私はもう少しお姉さん目線で、彼らの初恋、結婚、大切な人との別れを見つめていた口ですが。
挿入歌も良かったんですよね。
私個人的には、徳永英明の「最後の言い訳」が良かった、なんて思ってネットで使われていた作品名を調べようとしたら、なんと私の記憶違い。
「北の国から」ではなくて、「男はつらいよ」の方でした。
どちらの作品でも、等身大の吉岡秀隆が出てきて、それぞれ純と満男となって美少女と恋に落ちるという展開だったので、どうしても記憶がゴチャゴチャに混ざってしまうんですねぇ。
という訳で、今回は その父親の五郎さんが建てた家を中心に、その世界観に浸ってきました。
もちろん勘違いした私の頭の中のテーマ曲は「最後の言い訳」。
脇でYは、ずっと♪あ〜〜、あ〜〜あ〜〜あ〜〜♫と、さだまさししてましたが。
時折、「螢〜!」とか「純‼︎」とかいう、セリフめいた語りも聞こえてきたような……(ーー;)。
で、これが丸太の家です。
ドラマの中で火事になって燃えてしまったんですが、実物は残ってました。
燃やしたのは、それ用に作ったセットだったのだそうです。
家の中は、ネット用の撮影NGでしたが、自由に出入りして個人用の撮影はOKでしたから、五郎に成りきったYが、ちゃぶ台の前に座っている写真などを撮ったりして、ひとしきり遊んで参りました。
お次は、石の家です。
家が燃えてしまった後、丸太の家を建てようと、コツコツと貯めていたお金を、純が妊娠させてしまった女の子の堕胎費用とお詫びとして、相手の親御さんに差し出すシーン。
お茶の間の皆さんも、一緒に泣きましたよね。
そうして思いついたのが、この辺りにゴロゴロしている石で家を建てること。
確かにあるんです。
私も、ここに着く前に気になっていたんですよ。
林の中などに、石が山積みになっているなあ〜と。
想像した通り、畑を開墾した時にどかした石だったんですね。
無用の長物だったというわけで。
五郎さんが、ここで静かに暮らしているから邪魔をしないように、ということなので、始めは遠くから記念撮影。
でも、中にも入れるとわかり、近くによってみました。
もちろん中にも潜入しましたよ。
岩風呂があったりして、なかなかよく出来ていました。
そして、
最後に訪れたのは、拾ってきた家。
五郎さん、
こういう気持ちで建てたんですね。
アイデア満載。
本当に素晴らしい家でした。
KY夫婦も、廃車や廃材などを利用して家を建ててみたくなりました。
こんな集落が出来たら楽しいでしょうね。
周囲には畑や田んぼが広がっていて、動物達と共に生活するという。
あれ? それって、モンゴルでも散々見たような。
今、私達は、キャンピングカーで車上生活をしながら、少しずつ、物を持たない生活へと向かっています。
都会生活に慣れてしまった私達は、なかなか一度に、そんな環境の中に飛び込んでゆけるわけはありません。
でも、車上生活も二か月が経過し、少しずつ物のない暮らしに慣れ始めています。
最低限必要な物とは何なのか。
じっくりと取捨選択しながら、見極めて行ければと思うK Y夫婦でした。
最後に、こんな碑も。
終わりの五行、心に染みますね。
こうして一行は、 心の中にポッと灯った微かな灯火を消さないように、集落を後にしたのでありました。
そして、今晩の宿営地は、道の駅「南ふらの」です。⑵