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課外活動との向き合い方

2018.07.30 11:58

こんにちは!ちょうどこの春に大学1年目を終えました、shunです。


極寒の地にて多くを学び、時に楽しく遊び、様々な出会いに感化され、そんな1年は瞬く間に過ぎ去っていきました。


たくさんの人に一年間どうだった?と聞いていただきますが、一言では言い表せないですね笑


返答に困ってしまいますが、振り返れば辛いことも沢山ありました。


留学一年目を振り返って

高校時代に特に選択していなかった生物にクラスを取り、教授の発する言葉がほとんど聞き取れなかった学期最初のクラス、週4回の生物のテストに追われ、毎日のように飲んでいた午前3時のコーヒーの味、深夜に図書館から寮に歩いて帰っている時のかじかんだ手の感覚、、、


どれも渡米前に想像していた辛さをはるかに上回るものでした。


ですが、アメリカまで行って想定内の生活をしていてもさほど面白くはないし、むしろ自分が着実に鍛えられていることへの満足感もあります。


そう思えるのも、数々の楽しい瞬間があったからでしょう。前回の記事でも話しましたが、寮生活を通して見つかった友人との「違い」は、僕にとって何にも変えられない刺激剤でした。


後に詳しく書きますが、所属していた大学のボランティアチームでサンディエゴへ行く機会もあり、またアメフト観戦や週末のパーティーには1週間の疲れを吹き飛ばしてくれる楽しさがありました。


今は昨年よりももっと次の1年を楽しみにしている自分がいます。


そんな初年度を送ったわけですが、中でも今回は課外活動について触れたいと思います。


高校生時代の課外活動について

高校入学してすぐは、課外活動という言葉を聞くとどうしても受験に必要な要素として連想してしまい、どちらかというとネガティブなイメージを抱いていました。


また、中高一貫校に通っていて、学外のコミュニティーに出る機会はほとんどなく、そうしているうちに外の世界に対して恐怖を感じるようになっていました。


ですが、楽しすぎた高校時代の留学を経てアメリカの大学への進学を考え始めた自分は、どうしても課外活動は必要であると気付かされます。


言葉が正しいのかはわかりませんが、臆病者であった自分にとって、課外活動が大学進学のために必要であるという事実が自身の殻を破る後押しをしてくれていたと思います。


やるなら少なくとも自分が興味のあることを、と思い立ち、附属の大学の教授にお願いして夏休みの間研究室に入れていただきました。


その夏は自分の知識不足や失敗続きの実験がうまくいった時の喜び、日々朝から晩まで各々の研究に努力を惜しまない教授や院生の方々への憧れなど、様々な景色を見ることができました。


初めて普段とは違ったコミュニティで活動することの魅力に気付くことができました。


アメリカの大学での課外活動

そうしていざ大学生となって、自由な時間も増えた訳ですが、1学期目は1年目だし勉強も大変だろうから、、という理由で特に大きなことはしないでいいやと思っていました。


それらしい理由で正当化してまたも自分のコンフォートゾーンから抜け出すことへの不安を誤魔化していました。


周りの友人は忙しそうに、かつ楽しそうにせっせとクラブ等の活動していて、また一番仲良くしている寮の友人は5個の活動を掛け持ちしていて、僕はそれを横で見ているだけでした。


冬に帰国した際には同じ日本人でもクラス外で自分の興味を掘り下げている話を聞き、自分がどれだけ時間を無駄にしてしまったのかと後悔の念が込み上げてきました。


また、高校時代に留学した時は留学生として見られていて、日本では日本からアメリカの大学進学を目指している人として見られていて、ようやく大学に入って初めてアメリカ人や違う国から集まる学生と同じ舞台に立つことができたにも関わらず、こうして留学生であることを理由にして何かから逃げるのは本当に勿体ないと思い直しました。


結果、2学期目は学部生用に作られた生物の研究プログラムに参加したり、GRID Alternativeという、太陽光パネルを貧しい家庭に取り付けて回るというボランティアチームに参加したりしました。


人との出会いは言うまでもないですが、研究では博士の学生に中々厳しく指導していただきながら知識や実験技術を学び、またチームとして進めることの難しさを感じたりもしました。


GRIDではFundraisingを通してサンディエゴまでの旅費やパネル費などを集めました。色々な家庭を回ったり、ネイティブアメリカンのリザベージョンに泊まったりと普段の学校生活とは一味違った時間を過ごすことができました。西海岸、カリフォルニアの輝きを改めて認識した10日間でもありましたね。


また、研究は完全に自分の興味でしたがGRIDは友達に誘われたことがきっかけで始めました。


高校時代は正直、興味のあることにしかやる気は湧かず、課外活動として多くの人が参加しているであろうボランティアに身を投じることはありませんでした。


いざ参加してみると、クラス内で得た自分たちの知識を人のために実際の世界に応用できた時や、人からありがとうと言ってもらえる瞬間は素直に嬉しいものでした。


そんな学生たちを応援してくれる人も必ずいるんだとも知り、全く関心のなかったボランティアに対する概念を一蹴してくれました。


こうして一連の活動を振り返ると、どれもやって良かった、と思えます。それぞれの活動で楽しい瞬間、面白い人との出会いや学びを見つけました。


そしてよく言われているように、やらない後悔は非常に大きいんだと身を以て学びました。


課外活動との向き合い方はビビりな僕にとってとても難しいテーマですが、2年目以降も自分らしい大学生活を目指して、より良い選択をしていければいいなと思います!


一歩を踏み出す大切さは受験後も変わらない

課外活動を始めるきっかけは人それぞれだと思います。


純粋に興味があるから、受験に役立ちそうだから、友達がやっているから、新しい人に出会いたいから、、、などなど。


緊張することもあると思いますが、何かをやってみようかなと思い浮かべてしまったその瞬間の気持ちを大切にして欲しいです。きっと新しい発見が広がっているでしょう!!!


補足になりますが、夏休みは日本の大学の研究室でインターンをさせていただきました。


教わることばかりで、毎日が楽しくて朝から夜までずっと実験していました。そのお陰で日本対コロンビアの試合を見逃してしまい、泣きそうでした。


最終日に先輩方が僕のために動画を作ってきてくれた時にも泣きそうでした。これまたやって良かったです!笑


長々と失礼しました!


2018/07/28 shun