7月27日 千歳→白老→室蘭→伊達(130km)
朝起きると懐かしい感触。
腿の裏側に筋肉痛が走る。
昨日のトマトの収穫作業がじわじわと効いてきた。
久しぶりにドリップコーヒーを淹れて眼を覚ます。
航空自衛隊の騒音以外は居心地の良かった道の駅を出発。
コインランドリーで洗濯をしている最中、駐車場でエアサスペンション用に付いてきたコンプレッサーを使って、キャンピングカーのタイヤに空気を入れてみる。
旅行生活もそろそろ2ヶ月になり、タイヤの空気圧が心配になっている。
運転席にある12Vシガーソケットにコンプレッサーのソケットを差し込み、エンジンをかけながらスイッチをオンにする。
コンプレッサーの圧力計が上昇していくと思いきや、全く空気が入っていかず、目盛りはどんどん下がり、500kpaに近づいていく。
タイヤの規定圧力は550kpaなので、慌ててバルブを外す。
どうもこのコンプレッサーは役に立たないらしい。
おかげで右前輪の空気が甘くなってしまった。
洗濯が終わったので気を取り直して出発しようとすると、シガーソケットにつないだMP3プレーヤーから音が出ない。
音響機器の問題ではないことがわかり、電源を取っている12Vシガーソケットが、先ほどのコンプレッサーの接続により故障したのではと思われた。
シガーソケットの件は置いておいても、今日の走行のためタイヤの空気圧が気になる。
まだガソリンは残っていたが、近くのガソリンスタンドで給油し、ついでに空気を入れてもらうことにする。
ところが、給油後にスタンドに設置されたコンプレッサーを使って充填しようとするが、500kpa以上は入らないように設定されていた。
キャンピングカーはトラック仕様なので、タイヤの空気圧が自家用車に比べると高い。
この基本的なことを私は知らなかった。
給油はしたものの、甘くなった右前輪の空気圧が気になるし、シガーソケットの故障もどうしていいか分からない。
路肩に停車して、メーカーのM社に電話する。
エンジニアの話では、シガーソケットの故障はヒューズが飛んだのではないか、とのこと。
ヒューズの位置と交換方法を教えてもらうが、車のヒューズってこんな小さいんだとはじめて知った。
車の電気系統は、こんな小さな部品で制御されているわけだ。
オートバックスに行く。
切れたヒューズは15Vだが、今後のために3種類(10V、15V、20V)買っておく。
ついでにタイヤの空気圧もみてもらうが、「うちのコンプレッサーも、厳密には500kpaまでしか入れられないんですが、多めに入れておきます」と言われ、右前輪に充填してもらい、それ以外のタイヤはそれ以上入っているようなのでそのままにした。
今後については、通販で見つけた足踏み式の1000kpa対応のコンプレッサーを購入してみよう。
切れたヒューズを交換し、音楽が聴けるようになった。
タイヤの空気圧も問題なくなった。
ひと安心して、アイヌ文化資料館のある白老町に向かったのだが、資料館はリニューアルのため閉館中だった。
仕方なく先を急ぐ。
観光地の登別は割愛して室蘭に向かい、予定した道の駅「みたら室蘭」に行く。
着いてみると、小ぶりな道の駅で結構混んでいる。
海沿いの立地で、付近には巨大な風車がある。
「夜間に強風になる可能性があるので、安心できる場所に移動した方がいい」というKの強い主張で、伊達市まで足を伸ばし、道の駅「だて歴史の杜」に宿泊する。(Y)