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7月26日 有機農家になった Yの寮友を訪ねてみた

2018.07.28 11:05

今日は千歳市に隣接する安平町で有機農業を営む、大学時代の寮友Mに会いに行った。


彼とは大学卒業後、一回だけ会っている。


私が語学留学していた大学の学生寮に、当時バックパッカーで世界を回っていた彼が泊まりに来ていて、学生食堂で偶然再会したわけだ。


「香港で会った日本人について来た。」面白いことに彼以外にも、海外の安宿や学生寮で、寮友と鉢合わせをしたことが今まで何度かある。


あれから優に20年以上が経つ。


本州出身だった彼は有機農業を志し、最初は北海道の大雪山系の山麓に就農した。


そして10年後、ひときわ寒さの厳しいその地から家族で安平町に移り住み、7年になる。


上の子供はもう社会人だ。


挨拶もそこそこに、Kと二人、収穫時期真っ盛りのトマトの収穫を手伝う。



敷地内には奥行100mを超えるビニールハウスが5本あり、そのうち3本がキュウリ、残りの2本がトマトだ。


農作業は初めてではないのだが、これだけ長いハウスだと、いつまで獲り続けるのだろうと思う。


収穫から首都圏まで輸送される1-2日の間に赤くなるので、お尻が1cmくらいやや赤くなるくらいで収穫する。


まるでミニトマトのように実が多くついているが、多収量が特徴の最新の品種らしい。


今年一番の暑さで、Tシャツの背中がジリジリと暑い。


Kがハウスに吊られたトマトの葉茎の上に、スズメの巣を見つけた。



ヒナが数匹丸まって寝ており、ちょっと離れたところで親鳥が、心配そうに右往左往していた。


息子さんが3日ほどかけて、グツグツと煮込んだ美味しいカレーと、新鮮な野菜がいっぱい並んだ昼食をいただいたあと、2本のハウスの収穫が終わるまで作業を続けた。



Mの家のダイニングの壁に、寮友Hが主宰する札幌の人形劇団のポスターが貼られていた。


先日の苫小牧での公演に行ってきたらしく、「う〜ん、子供にはちょっと難しいかな」と話す。


同じ道内にいても、Hと会ったのは20年ぶりとのこと。私とM、それにHは大学の寮の同期だった。


人間は50歳前後になると、昔の友人に積極的に会おうと思うのかもしれない。


20年以上会わなくても、顔を合わせればすぐに距離が縮まるのだから、寮友とは有り難いものだ、とあらためて感じる。(Y)