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天竜楽市

天竜楽市開店記念展 秋野不矩、内山真龍、金原明善ほか

2018.07.28 13:19

天竜楽市二俣店では、開店を記念し、7月28日(土)より8月19日(日)まで

郷土の巨匠を巡る作品展

「天竜楽市開店記念展」

を開催しています。


 百年、二百年先を見据え、天竜川の治水事業、堤防建設や天竜美林の植林を行なった金原明善翁の書。
 明善は治水工事の寄付金を寄せた人に書を贈ったそうで、経済的に豊かであった二俣周辺にも明善の書が遺されています。


 江戸時代の国学者、内山真龍は賀茂真淵らに師事し、天明7年(1787)に『出雲風土記解』、寛政10年(1798)『遠江國風土記傳』を著し、文化9年(1812)『日本紀類聚解』では光格天皇に献上、天覧の栄を得ています。


 その内山真龍翁の真筆『竹の図』を公開。

二俣町出身の画家秋野不矩『栗』
 二俣尋常高等小学校では本田宗一郎氏の二学年後輩になり、静岡県立二俣高等女学校(現:県立天竜高等学校)卒、その後横山尋常小学校で教鞭を執っています。
 昭和37年インドの大学に客員教授として招かれて以来、インドの素材を用いて新境地を開いた秋野不矩氏ですが、二俣町には一般的な「花鳥風月」を描いた作品も残されています。
 非常に精緻なタッチで細かい線まで丁寧に描写されていますね。

 今回は秋野不矩氏の夫であった沢 宏靱氏の作品も合わせて展示しております。

 天竜茶を飲みながら、ごゆっくり観覧下さい。