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トヨタの森 公式ブログ

イベント報告:「ふしぎはっけん!森の探検隊 夜の森の探検隊」

2023.08.02 02:29

7月21日、梅雨が明けて酷暑の続く日の夕方、「夜の森の探検隊」を実施しました。

夜の森では、昼間には出会うことが難しい生き物たちも姿を見せてくれます。そして、昼に活動する生き物たちの夜の姿も見ることができます。さて、今日はどんな生き物たちに出会えるでしょうか。

開始直後、まだ日が落ちる前に、さっそくアブラゼミの羽化を見つけました。この後も木の上で羽化しているアブラゼミを見つけ、昼間はにぎやかなセミたちも、森の中で静かに、続々と羽化しているようです。

ヨシの茂る草むらでは、葉の上でカナヘビがじっとしている様子を見つけました。こんなところで寝ているのでしょうか。なんだか敵に見つかりやすそうです。

地面に落ちていたのは、誰かが食べたアベマキのドングリです。木の上で暮らすムササビが、ここの真上で、食事をしていたようです。まだ青い殻斗をかじって、中のドングリを食べています。

ドングリの木からにじみ出る樹液には、クワガタが来ていました。この日はノコギリクワガタとヒラタクワガタを見ることができました。

参加された方からは

「生き物の寝ている姿が見られてとても良かったです」

「セミの羽化を初めて見ることができて子どもの思い出になりました」

といった感想をいただきました。


夜の森は、昼とは違った雰囲気を味わわせてくれます。しかし、昼よりも格段に危険が増えることも事実です。イノシシやマムシが活動していますし、樹液にはスズメバチやムカデが来ていることもあります。くれぐれもお気をつけて、夜の森を楽しんでみてください。


(文・コイさん 写真・がっちゃん、つづぽん)