「宇田川源流」」【土曜日のエロ】 昔は「卑猥」が今では「かわいい」に変わる女性の時代変化
「宇田川源流」」【土曜日のエロ】 昔は「卑猥」が今では「かわいい」に変わる女性の時代変化
今週も「土曜日のエロ」の日になった。
いやいや、本当に毎週毎週エロのネタが尽きないし、何と書く最近エロのネタが増えてきたような気がする。最近またエロネタが増えてきたのかということの分析に関しても、しっかりと一度やっていった方がよいのかもしれない。
ある意味で「エロ」が徐々に公になっていることから、「子供」ができなくなってきてしまっているのではないかというような危惧をしている。実際に、この「子供」ができないということに関しては、「一つには子供を作る行為」よりも楽しいことが増えてきたという事、また、「男性も女性も潔癖症になった」ということが挙げられるのであるが、一方で「心が育たない」ということもあるのかもしれない。しかし、もう一つ完全に忘れてはならないのは「避妊道具が発達した」という事実である。まさに「エロ」を一つのファッション化してとらえてしまい、その一つのプレイというような感覚になってしまうと、そのまま「エロ」が子供に結びつかない状態が敵てしまっているのではないかという気がしているのである。
さて、そのようなことから、「タブーのファッション化」ということが一つの社会現象になっている。今週話題になった日本大学や朝日大学の大麻汚染も「タブーのファッション化」の一つではないかというような気がしてならない。ある意味で「個人主義」であり、なおかつ日本というのは、「社会の目」というような、近隣社会の恥の文化から成り立って、世間に顔向けできないということを、一族郎党で避けると異様なことをしていたのであるが、残念ながら、個人主義と家族崩壊によって、そのような「道徳律」がなくなってきてしまっている。その意味で、「自分は一族を代表している」というようなことがなくなり「自分さえよければよい」というようなことになってしまってきているのではないか。そのことが「タブー」を「自分の個人のファッションとしてとらえる」というような感覚になり、一つの「楽しみやスリル」として感じているような人々が出てきているのではないか。
日本大学の内容に関してっも、今後どのようになるのかはわからない、文芸家協会で林真理子三(日本大学理事長)とはお知り合いではあるものの、まあ、このような事案はどうなのであろうか。林真理子氏が請け負ったのは、日本大学の経営陣の腐敗の一掃であろうと思うから、当然に学生は被害者、学生は正しいというような感覚で物事を見ていたに違いない。しかし、今回はその学生が主犯になってしまっているのだから、なかなか対処が難しいのではないか。
さて「タブーのファッション化」ということに関しては、このこともそうなのかもしれない。
Tバック、この数年で売り上げが5倍に 異性に向けた“セクシー”から自己に向けた“可愛い”への変換
Tバックショーツのシェアが飛躍的に伸びている。これまで“セクシー”“エロ”などの性的なイメージを喚起させる印象が強かったTバックショーツだったが、ここ最近、好調な売れ行きだという。機能性やデザイン性は理解していても、「大胆すぎる」と抵抗感を抱く人も多かったTバックショーツを、女性たちが選ぶようになったのはなぜか。社会変化とショーツの関係を探るべく、ワコールに話を聞いた。
■5年前から10%以上の伸び率 “自分をワクワクさせる消費”の高まりが要因に
そもそもTバックショーツとは和製英語で、一般的にはソング(Thong:後ろがひも状に細くなったもの)と呼ばれる。Tバックショーツが日本で広く認知されたのは90年代初頭のこと。セクシーアイドルがスカートをめくり、Tバックショーツをあらわにするバラエティ番組が大きな話題を呼び、“Tバック=セクシー、男性を喜ばせるランジェリー”というイメージを強く印象付けた。
「ワコールでは、90年代からTバックショーツを展開しています。セクシーさも意匠性の一つですが、実際ご愛用いただいているお客さまのお話を聞くと、当時からセクシーというよりも『可愛いインナーを身に付けていると気分がアガるから』という理由で選ばれる方が多かったんです。さらに『一度履いたら心地よさの虜になり、ほかのショーツを履けなくなった』と、長年のファンになっていただける方が多いのもTバックショーツの特徴です」(ワコールブランド チーフデザイナー・横山有以さん)
Tバックショーツの良さは履けばわかる──。とは言え、ショーツは試着ができないため、どうしてもTバック=大胆、あるいは「お尻の食い込みが気になる」といった固定概念が先行しがちだ。ワコールでもTバックショーツは長らく高級ラインなどで展開するニッチなジャンルに収まってきたという。
「つい5年ほど前までブラのペアショーツとしてTバックショーツを選ばれる方は3%ほどでした。ところが今やそれが15~6%にまで伸びています。20~30代の若年層の購買が増えていることと、そもそもTバックショーツの母数が増えていることから、年齢を重ねた人も愛用している割合が増えてきているのだと考えます。理由として1つ考えられるのは、Tバックショーツだからこそ体現できるデザインの華やかさ。コロナから解放された今、全体的に自分をワクワクさせる消費が高まっていますが、特にインナーはからだの最も近いところに身につけるもの。パートナーなどの第三者のためではなく、自分の気持ちをアゲるためにインナーを選ぶ。そもそもTバックショーツの購入動機に多かったそうした消費マインドの裾野が、コロナが明けてさらに広がったのではないかと感じています」(横山さん)
■かつての“セクシー”なイメージから、直感的に“可愛い”へ 発売から瞬く間に欠品になった商品も
ワコールが6月に新発売した「ハグするブラ」では、ペアショーツとしてノーマル、股上の浅いボーイレングス、そしてTバックショーツを展開している。「ハグするブラ」とは胸骨の面に体温で柔らかくなり、体に合わせて馴染む形状記憶の新素材を採用したブラジャーで、昨今のストレス社会において「少しでも自分をいたわりたい」という女性たちの気持ちに応えて開発された商品シリーズだ。
「機能のこだわりはたくさん詰まっています。ただ難しいことをお伝えするよりも、直感的に『身に付けたい』と思っていただくことを目指し、商品名にここちよさが想像しやすい“ハグ”というワードを採用しました。ブラジャーに抱きしめられるような心地よさと安心感で、体だけでなく心まで幸せに包み込まれていただきたい。そのために機能性はもちろん、直感に訴える要素としてデザイン性にも徹底的にこだわりました」(横山さん)
心地よさとデザイン性の両立というコンセプトはペアショーツでも追求されている。中でもTバックショーツは一般的なTバックショーツよりもバックのかぶりが広く、初心者でも履きやすい安心感のある設計となっているという。
「何より注目していただけたのがデザインです。ノーマル、ボーイレングスにもそれぞれの良さがありますが、たっぷりのレースがお尻をふわっと包む、Tバックショーツのイメージを覆すデザインと可愛さは圧倒的で、店頭でもパッと目を引いたようです。お客さまからの反響もよく、発売からたちまち欠品になったカラーもありました」(横山さん)
「ハグするブラ」は一部のランジェリーフリークを対象とした商品ではなく、マスをターゲットとしたワコールの看板商品だ。それだけに長らくニッチなジャンルに収まってきたTバックショーツが売れているのは、ワコール社内でも大きなインパクトがあったという。
これまでTバックショーツはニッチなものとして生産数も少なく抑えられてきましたが、インナーデザイナーとしては、ほかのショーツにはないTバックショーツの良さをもっと多くの女性に知っていただきたいという思いがありました。マスをターゲットにしたTバックショーツとして試行錯誤を重ねてきた中でも、『ハグするブラ』のペアショーツはここ数年で一番の自信作です。売れ行きも好調で、本商品でTバックショーツデビューされる方も多いのではないかと感じています」(横山さん)
■「日本におけるTバックショーツの位置づけの転換期がきているのを感じる」
ワコールが看板商品の1つにTバックショーツを導入した理由の1つに、次世代ユーザーの開拓という課題意識もあったようだ。
「若年層にとってワコールは大人向けの百貨店で展開されるインナーといったイメージ。つまり若い世代にとってやや敷居が高い存在になっているのではないかという懸念がありました。たしかに昔は、インナーは百貨店やスーパーで購入するものでしたが、今は路面店やオンラインショップも増えて若者たちはかつて以上にカジュアルかつ自由にインナーを選んでいます。その世代に『可愛い!』と直感的に訴える商品開発は、近年の課題となっていました」(横山さん)
マス向けに展開するからこそ、御託を並べずとも見た瞬間に心ときめく。そんな商品を目指したのが「ハグするブラ」であり、コーディネートされるペアショーツだ。
「SNSなどで情報に多く接している分、若い世代には私たちが想像している以上にソングへのマイナスな固定概念がありません。またソングはあらゆるタイプのショーツの中でも、デザイン性をとことん追求できる特性があります。ハグするブラの展開以降、若年層の購買比率も確実に上がっており、日本におけるTバックショーツの位置づけの転換期がきているのを感じます」(横山さん)
デザイン性もさることながらTバックショーツは、アウターに響きにくい、締め付け感が少ない、ムレにくい、など暑い季節にうれしいメリットがあり、「一度ハマるとやめられない」という愛用者も多い。「ハグするブラ」のペアショーツのように、食い込みを軽減した進化系Tバックショーツも増えているだけに、ビギナーにもぜひ一度チャレンジしてみてほしいところだ。
(取材・文/児玉澄子)
2023年7月28日 10時30分 オリコン
https://news.livedoor.com/article/detail/24695356/
Tバックショーツといえば、我々のオジサン世代では「飯島愛」さんを思い出す人は少なくない。伝説のエロ番組「ギルガメッシュナイト」でレギュラー出演していた飯島愛さんは、コマーシャルのたびに、スカートをまくり上げて「アイちゃんのお尻」といって、Tバックショーツでほとんど見えてしまっているお尻を見せていた。昔のテレビ番組は、当然に大人の番組と子供の番組がしっかりと別れていて、子供はその番組を見るのがなんとな悪ワクワクしていた。もちろん、教育上よくないというのは今も昔も同じであるが、しかし、そのことをテレビ局に苦情を言うのではなく、各家庭の中のモラルとして考えられていたのである。それだけ家庭がしっかりしていた。私の小さいころには「11PM」「トゥナイト」などがあり、また関西方面では「大人の絵本」などがあった。そのような番組を通して、なんとなくおとなお味わっていたような気がする。「ギルガメシュナイト」に関してはすでに成人した後だから、そんなに問題はなかったが、まあそれでもなかなか刺激的な番組であった気がする。
その飯島愛さんの自殺(2008年12月)以降、あまりTバックは言われなかうなった。まあ「女王」といわれた人の死はやはり大きな衝撃として受け入れられた気がする。その中でもやはりファッションとしては取り入れられえていたのではないか。
実際に「Tバック」は「隠すことができない下着」であり「はいていないのと同じ」などといわれていたが、一方で、「そもそも下着を見せる文化がないのに隠すところがないという指摘はおかしいのではないか」というようなところもあった。現在でいえば、「女性版の『あんしんしてください、はいてますよ』という感じ」(Byいつでも明るい安村)ではないか。
さて、最近はその女性が徐々に薄着になっている。片方で結婚をしたりジェンダーなどということを言うようになっていながら、片方で、「自分の体のライン」などを気にする人が多く、美容や健康の危惧が多いに売れている。その中で薄着の中で下着のラインを気にする人が多く、その意味では、Tバックショーツは、そもそも「下着のラインがないに等しい」のであるから、まあ、願ったりかなったりという感じだろう。何かエロいことをしなくなったがために、女性がより一層女性的なラインを強調するようになるというのも皮肉なものであり、その内容がなかなか興味深いところではないか。
ある意味でジェンダーなどといいつつも、片方で、女性を前面に出したい、きれいといわれたいという女性の「エロ心」が見え隠れすることが今回の内容のような気がする。さてさて、ではなぜ女性がこのようになったのか。それは男性が弱くなったからではないかという気がしてならない。このようなニュースを見ると、もう少し男性が肉食系になってもよいのではないか。