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女性のための 整体とヨガ

便秘と産前産後ケア

2018.07.29 12:39

便秘について、排便と姿勢について

勉強会に参加してきました✨


これ↓

実は、足育講座を終えて、ダッシュでご飯を食べて会場に向かいました!!






私がなぜこれに参加したのかというと…


妊娠中は便秘や尿もれ。
産後は尿もれ、便失禁、残便感、便秘、痔になる方が少なくないのです。


原因の一つは腹圧と骨盤底筋群にあると思います。



この勉強会案内を見たときに行きたいと目が輝き、すぐ申し込みました!!





会場になっている高野病院は珍しい大腸肛門病の専門院だそうです。



講師一人目は、

副院長の高野正太先生。

先生の専門は、大腸肛門機能障害だそうで、

便失禁、便秘、機能性直腸肛門痛(明らかな原因のないお尻の痛み)がそれにあたるそうです。



2016年 ネットで話題になっていました排便姿勢には「考える人」が良いという話。


みたことある方いませんか?


先生が海外に論文発表し、日本でも話題になり、最近でもテレビに出たりされています。




コンチネンスの勉強会、初参加の私は少し緊張していたのですが…


先生のお話って、本当に面白いんです!!


私の緊張もすぐ解れました♪




難しい病気や、手術の話もあったのですが、途中何度も声を出して笑い、楽しませて頂き、あっという間の90分でした🤣



先生が周りの方に教えてあげてとおっしゃってたので、少しだけシェアしますね。




便失禁なぜなるの?


まずは、明らかな原因(大腸ガン、クローン病)などがある器質性の場合。


次に、大腸がうまく働かない、排出がうまく出来てない機能性の場合がある。


※分類はありません。



便禁制に重要な4つの要素


①知覚  

…便が溜まってきたよー!と感じることができる。

②容量  

…直腸がある程度ためれるよう伸張性がある

(クローン病、直腸の手術後など)

③肛門内圧

…穴を締めておく筋力、圧がかけれる

④便の形状

… 食事、運動、薬剤などの影響によって硬かったり、軟かったりする



治療は?

まず保存。

薬や食事、バイオフィードバック、電気刺激、理学療法士による排便動作指導や腹圧コントロール指導などにより改善を図る。


場合によって手術。

色々あるみたいですが、今回は…

仙骨神経刺激療法 を紹介してくださいました。日本にはまだ症例少ないみたいなのですが、海外では非常に多くの方がこの手術を受けているそうです。






便秘の定義知ってますか?

便秘で悩んでいる方多いですよね?

でも、それ本当に便秘なのって話です。



定義が変わってきたそうなのですが、今は…


answer

本来体外に排出すべき糞便を十分量かつ快適に排出が出来ない




だから、毎日出なくてよいんです。


数日に一回でも十分量かつ快適に出てれば良いそうです。


逆に毎日出てても、残便感があったりして快適じゃなければ良くないのですね。。




便秘の治療


便秘もひどくなれば病院に行って治療を受ける方がいるのです。


やはり薬や食事指導はされますよね。


他には…

排便中は肛門の周りの骨盤底筋群は緩みます。

便秘の方の中には、奇異性収縮と言って、腹圧をかけているけど、肛門に力が入って穴を締めてしまう 方がいるそうです。



 そこで、骨盤底筋群の力を抜くにはどうしたらよいか?


→考える人のポーズみたいに前傾姿勢が良い


ということが研究から分かり、姿勢指導を行うようになったみたいです。





排便姿勢には足台を

姿勢指導のポイントは骨盤後傾位


足台を使い、股関節を深く曲げて、背中が丸くなるようにする


すると、直腸の角度が肛門に対してまっすぐに近くなりやすく、恥骨直腸筋が緩み、排便しやすくなると。



和式が良いってことなのですが、今時あまりないですよね。だから足台が良い。



↓こんなの

今はいろんなメーカーが似たようなのを出してます。



私も産後直後から使ってますが、スムーズです!腹圧ほぼいらないです。



産後直後は骨盤底筋に傷がついてたり、縫ってたりして、排尿、排便は傷がひろがる気がしてトイレに座るのが怖いものです。 


まだ骨盤底が浮腫んでる時期に、排便でいきんだりすると、痔になったりします。。



排尿排便時は骨盤底筋群が緩まなければならないのですが、このような痛みや恐怖により骨盤底を締める癖がつき、硬くなってくる方もいます。すると便秘になってくるのですね。。



産前産後の方にはすごくおススメ!!

でも、すべての方に足台おススメ!!


ホームセンターとかにも売ってあるの見かけましたので、是非探して、使ってみてください✨






理学療法士による排出リハビリ

二人目の講師は理学療法士の槌野先生でした。


私はこの方にずっとお会いしたかった!

時々理学療法士向けに講師をされているのを見かけていたのですが、いつも何かと重なって行けなかったので…。




前述したように、姿勢と排尿、排便は関連があるという話から、


槌野先生は前傾姿勢を数値化されました。



 そして、

腰椎前彎角度と肛門内圧が関連すること

腰椎前彎角度と骨盤底筋群の緩み具合も関連すること

腰椎前彎角度と尿失禁が関連すること

を学会発表されたそうです。



なので!!


円背の(猫背のひどい)おばあちゃんなんかが、尿失禁などをしやすいってことがわかったそうです。



産後も授乳と抱っこを繰り返し、背中が丸くなりすぎた方は、尿もれのリスクが上がってますよ💦💦




腹横筋

産前産後分野を勉強すると必ず出てくるインナーユニット。


腹横筋が含まれますが、これが排出の際の腹圧に大切だそうです。  


なので、腹横筋の収縮トレーニングを行うそうです。


この辺は私得意分野♪





産前産後は妊娠して腹筋が伸びて、うまく使えなくなります。産後もしばらく、この腹横筋が弱くなる方がとっても多いです。(ぽっこりお腹が治らない…)



しかも難しいのが、腹直筋や外腹斜筋といったアウターマッスルが入らないような環境で腹横筋は訓練しないと筋力アップしてくれません。


ただ腹筋運動すればよいわけではなく、(むしろ危険)、息を吐きながらお腹を凹ますことが出来るかが重要な筋肉です。



たぶん自分じゃわからないので、私のところに来て貰えば、教えます!!




産後の方は整体コースでも産後ケアヨガでも毎回入れ込むので、ご参加ください♡

一般の方は整体コースの中でトレーニングをします♡



ひさひざ長い文を書きましたが、私の頭の整理にもなりました。


最後まで読んでくれた方、ありがとうございました!!