猛暑の中の停電、その意外な原因とは?
2018.07.29 23:55
猛暑の中、突然エアコンが止まってしまった。昨年買い変えたばかりのエアコンである。リモコンを何度操作しても、ウンともスンとも反応しない。こんなときはチェックの順番がある。いきなり難しいことを考えると取り越し苦労におわることが多い。いつだったか、ある電気屋さんに聞いたはなしがある。「テレビのスイッチが入らないので見て欲しいという依頼をよく受けるが、行ってみると意外とコンセントが外れていることが多い」だと・・・
さっそく電源のチェックから始めた。まずはブレーカーである。しかし、ブレーカーは落ちていない。つぎに、テスターでエアコンの電源コンセントの電圧をチェック。しかし、電圧はゼロであり、エアコンが故障している可能性は低い。リモコンの電池もOK。そうこうしているうちに、意外なことに気づいた。停電しているのは室内のおよそ半分の電源のみである。いままで経験していないことなので気持ちが悪くなった。
電気は目に見えないので、何が起こるか分からない。もっとも怖いのは、漏電や接続不良による火災である。さっそく東京電力に電話して事情を話すと、すぐにピンときたらしい。外部の引き込み線に設置してあるヒューズが切れている可能性が高いということだった。この猛暑の影響で同じような事故が多いらしい。そして、1時間程するとはしご車がやってきて修理してくれた。
ではなぜ室内の半分のみ停電だったのか?おそらく配電方式が単層3線式になっており、3線のうちのひとつである中性線をつないで2系統にしているからだろう。そのうちのひとつの系統に設置してあるヒュースが切れたらしい。
異常気象により、世界中が様々な異変にさらされている。小さな出来事ではあるが、我が家の停電もそのひとつだったのである。