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美術の理解(アートを通して創造教育を)

美術の理解

2018.07.30 00:07

美術(アート)の理解

LPW(特定非営利活動法人 若者と家族のライフプランを考える会)

「ぎゃらりーたかの」でアートでひきこもり・障がい者支援、社会参加支援。

今日はこの「ぎゃらりーたかの」の利用者さんの一人にスポットをあてながらアートの力を紹介します。

この「ぎゃらりーたかの」に来られた当初は、僕が指示したことだけをこなすのが精一杯でした。

ところがここの利用者さんは、みなさんお互いの作品を褒め合います。

「褒める」ことは、一般的に指導者が考えている基準で「褒める」ことが多いです。

利用者さん同士で褒めあうのは、同じ条件で同じ内容の課題を描いています。その時、利用者さん自身で与えられた課題に対し基準を設けられていると考えられます。

そういった状態の中で自身が気づかなかった取組みや思いつかなかった作品の技術に対し「褒める」という行為が生まれると考えられます

褒められる側にしてみれば自身の作品を評価されたという思いになり、そして自信につながります。

その積み重ねが、今回紹介する一人の利用者さんです。

褒められることで気持ちが前向きになっているこの利用者さんに僕は、葡萄の絵を描くことを勧めました。

(これまで創作の時間などで絵は描いていらっしゃいました。)

まだ、デッサンも満足にできない状態でしたが、気持ちで乗り越えられると判断をしたからです。

ひとつひとつ指導をしながら完成しました。

他の利用者さんから褒めていただけました。

そうして次に取組んだのがユリのデッサンです。

こうして作品が描きあがる毎に褒めてもらえるという意識と仕上げたという達成感は、本人にとってとても自信になっています。

残り2点の作品は図案です。

その図案に取組んでいる時にこの利用者さんは、色彩検定2級を合格されました。

そして昨日、作品が仕上がった時に言われたことが、「先生、今度、色彩検定1級に挑戦します」と。

それを聞いた時、正直感動でした。

それは、アートをすることで生まれた自信と生きる力です。

絵を描くこと。多くの方が苦手と言われます。それは、型どおりの絵を描かないといけない。上手く描かないといけないという意識があるからです。

子どもがらくがきをすると嬉しさいっぱいでします。

それは、こう描かなければならないという概念がないからです。

その取組みからアートの活動を始めることで美術が好きになるというデータも出ています。

今回の学習指導要領改訂で、美術教育も目標と指導の重点が見直しされました。

学習指導要領の3つの柱は「知識・技能」「思考力・判断力・表現力等」「学びに向かう力・人間性等」の育てたい力で整理されました。

美術の学習は、主体的に取組む態度の育成に関わるもので、意欲的な表現活動を通して、生活や社会に対し積極的に関わる態度を育成するものです。児童・生徒の内面を育てることを目的とし、そのための知識や技能であることを忘れないでほしいです。