【メイキング】自撮り写真からイラストを描こう!
こんにちは!柏野ぼんです。
タイトルの通りですがこちらは『自撮り写真からイラストを描く!』がテーマのメイキング記事になっております。
-前置き-
「難しいポーズや迫力のあるポーズでイラストを描きたい…でも描き方がわからない」
…絵を描いていると一度は思うことがあるのではないでしょうか。
ならば「描きたいポーズをして自撮りをすればいい!!」のです!!
自撮り写真の公開はありませんが、出来るだけわかりやすくポイントを解説しつつ制作過程をご覧いただこうと思います。
早速いってみましょう〜!
-メイキング-
●テーマを決めて写真を撮る
今回は「夏を感じる青空の下でストレッチをする女の子」を描きたくなったので、それにテーマにタイマーやスマホ三脚などを駆使して自撮りをしていきます。
青空を綺麗に入れたいから下からのアングルかな〜とか、縦長のキャンバスサイズで描きたいからカメラも縦向きで撮影して綺麗に収まるように撮ろう、とかある程度イメージしつつストレッチポーズを無事撮影完了!
その写真をイラストソフト内に取り込みアウトラインをなぞっていきます。
身体だけをなぞりたいので出来るだけ服や髪の毛で身体が隠れないように写真を撮るのが良いと思います。
なぞったものがこちら↓↓
こうしてなぞったものだけ見てみると「女の子キャラにしては少しゴツい!」と感じるかと思います。
※あくまで私がいつも描くキャラクターと比べての話、ということで進めていきます。
●絵柄に合わせてデフォルメ
このままこの身体をベースに描いていくとかなりがっしりした感じで絵柄と合わないのでデフォルメしていきます。
デフォルメしたものがこちら↓↓
「頭を大きく」「上半身を短く」「首を細く」あたりをメインに調整していけば体のゴツさは薄れていきます。
今回は指があまり見えない角度なのですが、指もゴツくなりがちなので細く調整してあげると良いかと思います。
ついでに表情も描いておくと絵柄と身体がマッチしているかわかりやすいですし、イラストの方向性が明確になって描きやすいのかなと!
せっかく撮ったポーズですが、やはり絵として映えるのが一番良いので、見栄えが悪いと思った部分があればガンガン直してしまいましょう!
●服、髪の毛などを描く
というわけでこのような感じでキャラクターを仕上げていきます。
「今回のようにジャージなら実際に用意できるし、あらかじめ着てから写真を撮れば服ごとなぞれて良いのでは?」と思うかもしれませんが、前述の通り身体をデフォルメする場合、服を着ていると調整しているうちに身体がぐちゃぐちゃになっていくのでやめた方が良いです。
ですがイラストと同じような服があれば、実際に着て同じポーズをしてみるとシワの出来方や服の構造がわかりやすいのでやってみると良いかと思います!
●着色しつつ背景も描いていく
あとで調整するのでまずは「ジャージは赤がいいな〜」くらいの感じで大まかに色を置いていき、背景もざっくり描いていきます。
背景は夏らしい入道雲をイメージ。
光の向きを意識して明暗をつけていき、汗や手前の草なども追加していきます。
これでラフの完成です!これを完成イメージとして制作していくので、出来るだけ見栄えの良い色に調整しておきましょう。
(私は仕上げの際に結構色の調整をするのであくまで目安ですが…)
●ラフをなぞって線画を描く
ひたすらラフをなぞっていきます。よく言われていることですがこの際に線の強弱を意識して描くと仕上がりがグッと良くなります。
●色を置く
今回はイラストの中に白っぽい色があるので、白背景のままだと塗り残しやはみ出しに気付きにくいためグレー背景にしています。
緑や青でも良いですが目がチカチカするので私はグレーが多いです(笑)
●ひたすら塗っていく
ひとまず塗り終わりました!ここから気になる部分の微調整や色の調整や加工をしていきます。
夏をより感じられるようにしたいので太陽光の追加、舞う草などを追加しました。
最終調整を行いついに…
●完成!
以上が『自撮り写真からイラストを描く!』の制作の様子でした!
私のやり方という大前提がありますので他にも色々なやり方やポイントがあると思いますが、少しでも参考になりましたら嬉しいです。
最後までご覧いただきありがとうございました〜!