手紙に白紙の便箋を入れる理由とは?
手紙に入っている白紙の便箋を見て、不思議に思った経験を持つ人も多いでしょう。
白紙の便箋はマナーとして入れられているものです。
本記事では白紙の便箋を入れるのはなぜなのか、理由について紹介します。
手紙に白紙の便箋が入っている理由とは?
改まった手紙で内容が1枚に収まる場合は、白紙の便箋を重ねて2枚にするのが一般的です。
そんなマナーがあるのは、次のような理由からだとされています。
- 縁切りにつながる手紙の枚数が1枚であるため失礼だとの考えから
- 紙が貴重だった時代に返信用の便箋として入れられていたから
- 1枚だと裏側から透けて見えやすくなるから
- 短文の手紙は失礼にあたるとの考えから
さまざまな説があるものの、共通しているのは「相手への気遣い」です。
「失礼にあたらないように」「内容が透けて見えないように」といった配慮から白紙の便箋が入れられています。
日付や署名などを2枚目に書いても問題ない?
1枚目の便箋が結語で終わってしまうこともあるでしょう。
その場合も、日付・署名・宛名だけを2枚目に書くのは失礼にあたります。
書き直しが必要になってしまうかもしれませんが、1枚に収めてください。
白紙の便箋はどこに入れる?
白紙の便箋は「2枚目の便箋」の代わりとなるものです。
そのため1枚目の便箋の下に重ねます。
書いた手紙が内側になるように折って、封筒に入れましょう。
1枚で終わらせるべき手紙もある?
お悔やみのように、弔事の手紙については1枚で終わらせます。
なぜなら弔事では「重ねる」のがタブーになっているからです。
お悔やみの手紙は長々と書かずに1枚で収めましょう。
フランクな手紙でも白紙の便箋を入れる必要があるの?
親しい相手へのフランクな手紙は、白紙の便箋を入れなくても問題はないと考えられます。
環境問題から、資源の無駄遣いは避けるべきだと考える人もいるでしょう。
昔と比べると白紙の便箋を入れない人も多くなってきています。
ただしマナーとしては、1枚で終わる場合には白紙の便箋を入れるのが正式です。
改まった手紙や目上の人への手紙が1枚で終わる場合には、忘れずに白紙の便箋を入れておいてくださいね。
改まった手紙ならマナーも大切
マナーと聞くと面倒だと感じる人も多いでしょう。
しかしマナーは相手への気遣いのためにあるものです。
面倒だと感じるかもしれませんが、改まった手紙ならマナーも意識してみてくださいね。
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