ショート(スキップ)スキッド | ピストでスキッド編03
ショートスキッド
主に、走行中の速度調整(減速)や、トリック練習の時に足のポジション調整をするために使ったりします!
マスターすれば、割と使用頻度は多くなるかと。なにかと応用もきく、それが「ショートスキッド」。
ショートスキッドの方法
ショートスキッドってどんなモノかというと、【リアを浮かすよう一瞬引き上げるイメージで滑る】スキッドの一種になります。
瞬間的にリアタイヤと地面の摩擦を抜いて、ショートな距離をスキッドする。そんな感じ。
ざっくりと僕なりに練習方法を書いていきますね。
ショートスキッドのコツ
あまりフロント荷重にしない
ロング&ミドルスキッドでは、フロント側に荷重を集めるイメージになりますが、ショートスキッドはほとんど荷重移動は無しです!
下の図をご覧ください▼
雑な感じでスイマセン。。
先に基本姿勢から。ショートスキッドは図の様な姿勢になります。
とりあえず、重心はほぼ完全なリア荷重。お尻は「BBとサドルの中心を結んだ線の真上」くらいのポジションでOKです。もはやサドルに座ったままでも大丈夫ですが、軽く浮かす感じを意識すると最初はやりやすいと思います。
では次に練習方法です。
1,普通に走行する
まずは「普通に」走行してください。ちょっと早くても、少しゆっくりでもOKです。あまり速度は気にせず、市街地を流すように普通に走行しましょう。
2,足をロックする
走行中に足がベストポジションに来たら足をロックします。
この時、ロックするタイミングは"左右のクランク"が"地面と水平"のときを意識してください!
左右のクランクが水平になったら、いざ後輪をロック。しかしこの時、前足の引き上げと後ろ足の踏み込みは、一瞬だけ力をかけて【一瞬後輪がロックされた感覚】を得られれば十分です。クランクが地面と平行の位置で力をかけることを意識しましょう。
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クランクが地面と平行の位置にきた
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お尻をわずかに浮かせながら(立ち上がるイメージ)前足を一瞬引き、同時に後ろ足を【グッ】と一瞬強く踏んでロック
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ロックの仕方はこのようなイメージです。あくまでもクランク位置は水平のままでキープし、瞬間的に後ろ足を踏み込むことを意識します。
3,後ろ足を使ってリアを引き上げる
上記のイメージで後輪を一瞬ロックしたら、間髪入れずにリアの摩擦抵抗を減らします。
この時、「後ろ足」つまり「踏み込んだ足」をつかって跳ねるように。
立ち上がるイメージで後ろ足を【グッ】と踏み込んで、後輪が一瞬ロックされた感覚を感じたら、そのまま腰を中心に「後ろ足」を引き上げます!これでリアタイヤと路面の摩擦が瞬間的に減り、少しだけ滑る感覚がつかめるはずです。
スキップスキッド
後ろ足で踏み込み後の引き上げをガッツリ意識して思い切りリアを跳ね上げると、【スキップスキッド(スキッピング)】となります。リアタイヤが完全に路面から離れ、リア側だけジャンプした状態です。
そして、リアが跳ね上がった後に着地する瞬間、再びしっかりロックし、リアを跳ね上げる。
跳ね上げる▶着地▶跳ね上げる▶着地...
このように連続して行うと、【スキッピング】となります。減速効果も大!
どうでしょう?
リアは跳ね上がりましたか??
なかなかリアを跳ねさせるのが難しいときは、後輪ロックの際のクランク位置が悪いか、リアを浮かす直前のロックが弱いか、などの原因が考えられます。
それから、乗車姿勢が前傾過ぎる姿勢だと最初はやり辛く感じます。リラックスしたポジションで練習すると、イメージがつかみやすいかも!
Lets Try !
前回/前々回と、スキッドに関する僕の個人的 How To を更新してまいりました。
長文駄文でなかなか上手にお伝えすることが難しいですが、「スキッド」は必ず出来るようになります!
そして「スキッド」が出来るともっとピストバイクは楽しくなります!ほかのトリックへの応用にもなる「スキッド」、ぜひマスターしましょうb
Lets enjoy pista !
スキッド編01:【ロングスキッド】はこちら
スキッド編02:【ミドルスキッド】はこちら
miki