2023.8.5 小行沢(こなめざわ)
令和5年 8月5日(土) 参加者:11名 ガイド:白田孝人
コース:名取川~小行沢~立石沢~表登山道~小行沢~名取川
大東岳の裏コースに”天国のナメ”と呼ばれる大行沢がありますが、今回は表コースを流れ
る小行沢に行ってきました。ナメの規模は大行沢には比べ物にならないほど短いですが、名
取川からすぐに入渓でき、3時間ほどの歩きが楽しめる手軽な沢です。概ねナメ床、ナメ滝
、ゴーロになっていて、滝らしい滝は、最初の5m滝と最後の2m滝だけなので、癒しの沢
として安全に歩くことができます。この日も市街地の気温は35℃超え。ニュースでは、不
要不急の外出を控えるように・・・と。しかし、沢歩きは、熱中症防止には最適なので、決
して不要不急ではない!と勝手に解釈して、予定通り開催となりました。小行沢は広葉樹の
森を流れる沢なので、直射日光を避けられ、木漏れ日の中を歩くことが出来ます。ナメ床が
続く前半部分は、水浴びポイントが幾つかあるので、みんなで沢水に浸かりクールダウン。
水温もバッチリで、気持良かったです。途中、沢を歩いていると「んー見慣れない風景だ
な・・・」「間違ったか?」確認すると、どうやら立石沢に入る場所を通り過ぎ、別の沢に
入ってしまったよう。沢の下り始め、途中で草の中に入って間もなく、後ろから「蜂に刺さ
れたー!」との声。2~3人手を抑えて下ってきます。「まず下って!」と安全地帯に逃げ
ると、なんと!3人が手と指先を1箇所ずつ、一人は内股を1箇所刺されたようでした。小
さな地バチのクロススズメ蜂かと思ったら、どうやら違うスズメバチ?だったよう。毒の量
にもよりますが、患部の腫れ具合は、腫れない人、ちょっと腫れた人、腫れた人とそれぞれ
でした。幸いに、体調不良などの症状が出なかったのでまずはホッとしました。気を取り直
して立石沢に入り、ナメ床歩き、そして最後の2m滝を全員クリアして、登山道に出ること
が出来ました。蜂に刺されるアクシデントがありましたが、日々の暑さを忘れる沢歩きを楽
しむことができました。
※二口界隈には”ヤマビル”が生息していますが、今回、最後の最後に「出ましたー!」4匹。