原因を探さない

こんにちは、

ドクターかよです。

何か症状が出たときに

「あれが原因かな？」

「これが原因かな？」

と、考えることはありませんか？

今日は

原因探しをやめてみませんか

というお話です。

外来をしていると

原因を探す人を

多く見かけます。

「コロナにかかってから

こんな症状が出ました。

コロナのせいですか？」

「今私がこうなっているのは

暑さが原因ですか？」

と、理由を探すのです。

原因と結果の法則で、

これが起きたのは

何か原因があるのではないかと

思う。

原因を探さないと安心できない。

なぜ原因を探すかというと

繰り返したくないから。

原因を知ることで

同じことを繰り返さないように

したいのです。

しかし、

原因を探しても

ハッキリと分かることは

少ないです。

私は

「なぜ

今このような症状が出ているのか、

それは分かりません。

原因を探しても

分からないことが多いです。

原因探しに躍起になるより、

よくなるよう

生活習慣を改めたり

内服を調整したり

しませんか？」

と、伝えています。

大抵の方は

「なるほど。

原因を探すのではなく、

今この症状が改善する方法を

探すのですね。」

と、納得してくださります。

探しても見つからないものに

執着しても

症状はよくなりません。

出口のない迷路に

迷い込むようなもの。

だったら

自分がよくなる方法を

考えた方がいい。

原因を探して後ろを見るのか、

改善するよう前を向くのか。

どちらにするのかは

選べます。

分からないものを

分からないままにしておく。

そして

自分が幸福になる選択をする。

世の中なんて

原因不明で

分からないことだらけですよ。

そこに労力を割くのではなく、

どうやったら今自分が

ハッピーになれるのかを

考えられたらいいですね♪