相模原なるほど学校クイズ【45】
相模原市の教員採用試験の2次試験の期間が近づいてきました。
受験される皆さんの健闘を祈っています。
ということで、今回は教員採用試験についてのクイズをサッカー大好きさんが作ってくれました。
Q.相模原の2023年度の教員採用試験で、先生は何人採用される予定でしょう。
① 小学校 50名、中学校 30名
② 小学校 100名、中学校 50名
③ 小学校 200名、中学校 100名
答えは画像の下にあります。
《答えと解説》
答え:② 小学校 100名、中学校 50名
来年度(2024年度)に向けて小学校100名、中学校50名を採用する予定です。全学校1名ずつ先生が増えるイメージですが、退職する先生もいるので、昨年度(2022年度)の退職者数(小学校約60名、中学校約30名)で比較すると小学校40名増、中学校20名増となります。
ただ、単純にこの数が増えるかと言ったらそうではありません。臨時採用の先生がいたりする分、単純に増加しているとはなりません。未配置は依然として残っています。
また、道徳や外国語など小学校では、週に持つ授業数が1コマ増えているので、この数では多忙化を解消できません。正規の先生を増やすことが子どもたちとしっかり向き合い、楽しい授業をすることにもつながっていくのではないでしょうか?
相模原教職員の会が、昨年秋に、未配置解消について市教員委員会と懇談を行った際には、「採用試験の倍率が1.7倍を切ると教員の質が下がる」と話していましたが、もしそれを保持できるように正規採用数を決めているのなら、ぜひ考え直して欲しいと思います。まずは、未配置をつくらないだけの採用数を確保して欲しいです。
教員不足の問題や教員の働き方改革が叫ばれ、少人数学級が求められている中、小学校100名、中学校50名の採用は多く感じますか?少なく感じますか?
解説にあるように、退職者数を差し引くと実際には小中学校合わせて60名。72万人都市の相模原市にはちょっと少ないような気もします。
また、採用試験に合格したからといって必ず相模原市の教員になってくれるとも限りません。実際、1次試験に合格しても2次試験を辞退する方もいます。
また、解説には倍率の話もありましたので、今年度の相模原市の教員採用試験の倍率を調べてみました。
3.5倍もあるじゃないですか。。。いや、昔と比べたらかなり低いと感じるんでしょうけどね。。。
倍率なんて、採用数を変えればいくらでも変わります。「採用数が多い」ことを理由に相模原市の教員採用試験を受ける人もいるかもしれません。倍率を調整することに頭や時間を割いているとしたら、本当に勿体無いことだな、と感じました。
というか、未配置も多い相模原市。実際に必要な教職員数は一体何人なのでしょうか?