不器用な生き方
人並みに器用に世渡りしていたら
今頃は来月の誕生日に定年を迎え、退職金を沢山もらい、第2の人生の準備をしていたはず
もうそんな歳だ
『生きるのが不器用で』って高倉健みたいに言ってみたいけど
見方を変えれば、それは自分勝手でわがままな変人という事
周りの人間は皆迷惑だよって
それが適切な表現だと思う
なんでこんな生き方しかできないんだろう
世の中の普通や常識を疑うことから始まり
綺麗事と詭弁が大嫌いで
人間臭い、弱い、頼りない、情け無い、そんな事を愛して
地位とか名誉とか権力とか全否定して
そうしてると、まずは階級社会から逸脱してしまい
いつの間にか自営業者
自営業者になっても気持ちは変わらず
ただ、よそ者として見ず知らずの土地で商売をするにあたり、それまでの様に自分を出せなくなり
遠慮、我慢、謙遜、時にはへり下り、自分を小さく見せる必要もあり
そういう日々の小さなストレスが次第に蓄積していくと
側から見たらほんの些細な出来事も、生きるか死ぬかの気持ちになってしまう事がある
SNSも同じ
他の自営業の方々は、『開店しました』『今日のメニュー』『素敵なお客様』『感謝』
みんな同じような当たり障りのない、誰からも突っ込まれない、(本当にそう思ってるの?)と言いたくなるような記事ばかり(それを否定しているのではない)
それでいいんだろうし、大衆も知りたいのはその店が開いてるか、何をいくらで出してるか、それだけなんだろうから必要十分なのかもしれない
自分には無理
SNSというのはタイムリーなその時の気持ちや行動を伝える手段の一つ
あと、店と個人のダブルアカウントでやってる人も多いけど、個人店なんだから店はあなたであなたが店だよって思う
ダブルアカウントの意味は無い(けど否定はしない)
だから自分という人間を知ってもらう手段の一つとして大いに利用させてもらっている
良い時も悪い時も
ポジティブもネガティブも
その時のその気持ちのまま
オンデマンドなんだから、見たく無い人は見なけりゃ良いし、フォロー外したりブロックしたりすれば良い
誰にフォローされているか調べたことも無いから全然気にならない
ただ、人を傷つけることだけはNGで
そうならないようにと気にかけてるけど
自分の意図とは違う取られ方をして傷つけてしまう事も必ずあるわけで
そこだけ難しい・・・
よく誤解されるのが、他人のやり方を全否定しているように取られる事で
会って知る人は分かると思うのだけど、冷たいほど他人は他人って割り切る人間なので
他人が何をどうやってようと否定した事はなく
ただ自分はそんな事やらないよって書いているのを誤解されがち
まぁ仕方ないのか
上手く書けないけど
WEBを通じて、こうして自分という人間をある程度知ってもらい
もし興味があれば店に来てコーヒーを買ってもらう
嫌なやつだと思ったら、いろいろと削除してもらう
とにかく嘘のない、人を欺く事のない
強いところも弱いところも隠さず見てもらえたら
そんな気持ちでやってます
間違ってるのかもしれんけど
そんな生き方しかできない