『会社』ではなく『社会』で評価される人材を輩出する:夢のまち訪看を『リハ業界のアヤックス』にする①
おはようございます。理学療法士の倉形です。理学療法士はリハ専門職の一つです。
今日は、リハ専門職の教育に関して考えたことを書きます。
初めに・・・
『アヤックス』というのはオランダのプロサッカーチームです。
最近はあまりヨーロッパでタイトルに絡みませんが、私たちが現役でサッカーをしていた頃はトヨタカップなんかにも出ていました。このチームの面白いというか強みは、下部組織の育成が非常にしっかりしていて、
①選手を育てる
↓
②トップチームで活躍させる
↓
③ビッグクラブに選手を高値で売る
↓
④クラブの財政が潤う
というスタイルが確立していたことです。
現状、リハ専門職には移籍金がありませんので、育てた人間を高値で売って、財政を潤わせることはできませんが、育成の上手いチームになりたいなという願いを込めて『リハ業界のアヤックス』です。 (でも、なんで移籍にあたって、お金の設定ってできないんですかね?やることは転職エージェントと一緒なのに・・・・)
というわけで話を始めます。
夢のまち訪問看護リハビリステーションで働かせていただいていた時に、同僚と『いつか新卒のリハ専門職を採用をしたいね』というような話をしていました。
私のキャリアゴールはしつこく何度も言いますが・・・・
『日本を含む全アジア地域で、全てのリハビリテーション対象者が、適切な価格でエビデンスに基づいたリハビリテーションにアクセスできる社会を実現する』です。
詳しくはこちら・・・
そのためには、『エビデンスベースドのリハビリを提供できるリハ専門職』をたくさん作らないといけません。
ですので、以前から新人教育には関心がありました。新人教育に限らずですが。 そして、常に思うのが、「『会社』ではなく『社会』で評価される人材を輩出することが大事」です。
一般的に、各病院で新人教育が行われます。私たちリハ専門職にとって、病院が『会社』です。つまり、病院(会社)ではなく市場(社会)で評価される人材を造りたいんです。
なぜ、こういうことを考えたかというと、 『病院内(リハ部内)で評価されることが、必ずしも市場で評価されることと一致しないから』です。
長くなりましたので次回に続きます。このシリーズ、長くなります。関心のある話なので、すみません。
今日も、最後までお付き合い頂きありがとうございました。
理学療法士 倉形裕史