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「超越」の障害となるもの

2023.08.08 05:35


「超越」はある意味、もっとも私たちの身近にありますが、それに気がつけなくなっています。

超越瞑想(TM)を繰り返すことで、「超越」が実感されていくのですが、その途上においてはさまざまな障害が現れます。


マハリシ先生は、あまり障害についてあれこれと語ることはありません。

それよりも、より肯定的な光の側面に意識を向けることを推奨しています。


ですが、パタンジャリのヨーガスートラにおいては、九つの障害として明確に紹介されています。


1)病気

2)倦怠(無気力、生理的、エネルギーの欠如)

3)疑い

4)不注意(集中できない、注意が向かない)

5)怠惰(心理的)

6)物欲(快楽など対象への執着)

7)妄想(間違った知覚、錯覚)

8)ある段階を手にできない(道を失う、段階的な成長を遂げられない)

9)不安定

※()内は三浦による補足。

 上記は、解説者によっていろいろな訳や解釈があります。


これらは、内側の目覚めをもたらすのではなく、心を外へ外へと向けるものです。

サンスクリット語では、「ヴィクシェーパ」と言います。


これらの障害は、ヨーガの実践(ヨーガアーサナや瞑想)を継続する上での障害とも取れますし、瞑想体験中に現れる具体的な障害とも取れます。

どちらにしても、私たちの行く手に現れる障害に他なりません。


TM瞑想の実践にあたっては、努力はいりません。

このような障害があったとしても、瞑想の正しい実践と正しい理解があれば、自然と努力なく障害がいずれ消えてなくなります。

より小さな障害のレベルで、効率的に解消していきます。


「もっとも速く解消する」と言ってもいいでしょう!

なぜなら、超越瞑想は、自然の力を活用しているからです。


ぜひ多くの方に、超越瞑想(TM瞑想)を実践し続けていただきたいですね。