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五島の雲 山本二三美術館

2023.08.08 09:41

https://www.goto-yamamoto-nizo-museum.com/ 【五島の雲 山本二三美術館】

長崎県五島市出身のアニメーション映画・美術家 山本二三氏。

『天空の城ラピュタ』『火垂るの墓』『もののけ姫』『時をかける少女』等、

画業約40年の間、数々の名作アニメーションで美術監督を務めてきました。

当館は山本二三氏の描いたアニメーションの背景画や、五島を描いたオリジナルの絵画を展示する美術館です。

​建物は1863年(江戸時代)に建てられた武家屋敷「松園邸」を改修。

五島の雄大な自然を見て育った山本二三氏の絵と、五島の歴史を感じられる美術館です。

Nizo Yamamoto was born in Goto, Nagasaki Japan.

He took part in a number of masterpieces,

such as “Castle in the Sky,” “Grave of Fireflies, ” “Princess Mononoke,”

and “The Girl Who Leapt Through Time,” as the art director.

This museum exhibits Nizo’s animation scene paintings and his original portraits of Goto views.

Uniquely,it is in an repaired old samurai residence, “Matsuzonotei,”

whichwas built in 1863 (during the Edo period).

Here you can enjoy paintings of Nizo, who was raised on Goto’s great nature,

and come in touch with the history and culture of Goto.

​山本二三美術館 ご来館される皆様へのお願い​

​山本二三美術館では、お客様に展示作品を安心してご鑑賞いただけますよう、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策に関します

取り組みを行います。皆様のご理解とご協力を何卒よろしくお願い申し上げます。(2023年3月26日更新)

​​○ 発熱・咳・喉の痛みなど、体調が優れない方はご入館をお控えください。

○ 展示室内にてやむを得ず会話を行う際は、マスクのご着用をお願いいたします。

○ 館内では、他のお客様とのソーシャルディスタンスを保つようお願いいたします。

○ ​山本二三美術館・正面玄関前には、アルコール消毒液を設置中です。ご入館前には手指の消毒にご協力をお願いいたします。


https://www.goto-yamamoto-nizo-museum.com/profile 【山 本 二 三 やまもとにぞう】より

1953年6月27日、長崎県五島市出身。中学卒業後、岐阜県の高校で建築を学ぶ。東京の美術系専門学校に在学中から、アニメーションの背景画の仕事を手掛けるようになる。

テレビアニメーション「未来少年コナン」(1978)で自身初の美術監督を務め、以降、「天空の城 ラピュタ」(1986)、「火垂るの墓」(1988)、「もののけ姫」(1997)、「時をかける少女」(2006)など、美術監督として数々の名作に携わった。

「アニメーション美術の創造者 新・山本二三展」が全国巡回中。累計入場者数が90万人をこえ、好評を博している。画集等の著書多数。故郷を描くライフワークの作品群「五島百景」が10年をかけて2021年、ついに完成した。迫力ある独特の雲の描き方が特徴的で、ファンの間で「二三雲」と呼ばれている。

美術スタジオ 絵映舎(かいえいしゃ)代表

五島市ふるさと大使

東京アニメーションカレッジ専門学校 講師


https://artexhibition.jp/exhibitions/20230705-AEJ1469021/ 【アニメーション美術の創造者 新・山本二三展~天空の城ラピュタ、火垂るの墓、もののけ姫、時をかける少女~】より

『天空の城ラピュタ』(1986)、『火垂るの墓』(1988)、『もののけ姫』(1997)。誰もが知る国民的アニメーション映画で美術監督を務めた山本二三は、長崎・五島列島に生まれた。1978年、若干24歳で『未来少年コナン』の美術監督に抜擢され、以降、確かな画面構成と細部に至るまでの精緻な描き込みにより、宮崎駿・高畑勲の両監督を支え、日本のアニメーションを世界に誇る文化へと押し上げた。その才能は後に続く若い映画監督たちをも惹きつけ、細田守監督の『時をかける少女』(2006)、新海誠監督の『天気の子』(2019)においても名シーンを演出した。

本展では、初期から最新作までの手書き背景画に加え、制作の過程で生み出された未公開の美術設定やイメージボード、制作用具、本展初公開の新作「桜舞う浜松城」など約230点を紹介し、山本二三の背景美術の世界に迫る。


https://www.goto-yamamoto-nizo-museum.com/%E4%BA%94%E5%B3%B6%E7%99%BE%E6%99%AF 【五島百景とは】より

「旧五輪教会のスケッチ会(久賀島)」(C)山本二三 

『天空の城ラピュタ』『火垂るの墓』『もののけ姫』『時をかける少女』等、数々の名作アニメーション映画の美術監督として、多くの人々の心に残る風景画を描いてきた山本二三。

2010年より故郷の長崎県五島列島を描くライフワークの作品群『五島百景』に取り組んできました。様々な仕事の合間を縫って制作を続け、10年をかけてついに2021年1月4日に完成を発表しました。

五島百景を描き始めたきっかけ

1953年6月27日、長崎県福江市(現五島市)に生まれた山本二三。幼少期は実家の畑仕事の手伝いや磯遊びで五島の自然に親しみながら育ちました。

木のたらいで遊ぶ弟と私です。暑い夏の昼下がり、保育園に通う子供達もいない頃、祖母、両親がサツマ芋畑の私の背より高い雑草を取っている間、私と弟はタライに入って遊んでいた記憶があります。大きな松の木陰に洗濯用の大きな木桶を持って来て、その中に水をはって遊ぶのです。(山本二三 五島百景より)

「行水」(C)山本二三 

まだ本当に小さかった頃、母が野良仕事の昼休みに海で私と遊んでくれたことがありました。母がシュミーズ姿でお腹のつく位の深さの水に入り、私の手を繋いでパシャバシャと足を動かして遊んでくれたのです。泳ぎを覚えたかった私には、とても嬉しい事でした。これは私にとって一生忘れられない思い出です。(山本二三 五島百景より)

「釣り」(C)山本二三 

子供の頃から絵が得意だった山本二三は漠然と将来は絵の仕事が出来たらと思っていました。ある日、中学校の体育館で『わんぱく王子の大蛇退治』というアニメーション映画を見て「こんなにきれいな世界があるのか」と衝撃を受けます。(その作品の助監督は高畑勲氏でした。)中学校卒業後、単身で五島を離れ、岐阜県の工業高校で建築を学びます。

東京に出て専門学校に通いながら、アニメーション背景画の会社に勤め始めました。

​写真は22歳のころで背景画の仕事に就いて2年目です。『マジンガーZ』の背景を描いていました。この後、日本アニメーションに入社して宮崎駿監督と出会います。1978年、NHK初のアニメーションシリーズ『未来少年コナン』は宮崎駿氏の初演出作品で、24歳の山本二三にとっては初の美術監督と転機になった作品でした。

『天空の城ラピュタ』制作時。厳しいスケジュールの中、自分のパートが終わったのは徹夜明けの誕生日。「さんざん苦しい33歳」などと冗談を言っていました。その後も『火垂るの墓』(高畑勲監督)や『もののけ姫』(宮崎駿監督)などで美術監督を務めました。

全速力で走日付けるような忙しい毎日。参加した様々な作品はわかっているものだけで100を越えます。

​2006年『時をかける少女』(細田守監督)の美術監督として総務大臣賞を受賞。

50代も後半に差し掛かったころ、これまでを振り返ってみました。家族のことや自分のルーツのこと。そして気づきました。“自分は故郷のことを何も知らない…”子供の頃は自転車で周れる範囲の五島しか知らなかった。実は農業を継ぐのがいやで五島を飛び出したのでした。申し訳ない様な後ろめたい気持ちもあった。それから、カメラを片手にいろんなところを周りました。

「鬼岳から臨む野々切(福江島)』(C)山本二三 

「大瀬崎灯台と椿(福江島)」(C)山本二三 

「高浜の魚籃観音像(福江島)」(C)山本二三 

「慈恵院の母子像(福江島)」(C)山本二三 

「荒川温泉の裏通り(福江島)」(C)山本二三 

雄大な大自然。キリスト教と仏教が共にある文化的背景。古びた、何気ない路地…。

五島の魅力を初めて知ることとなりました。そして、2010年に決意しました。

“五島の絵を描いて魅力を広く伝えよう。”

“40年近く培ってきた背景画の技術を100枚の絵に込めよう。”

“これからの修行として、更に技術を高めていこう。”

“今からでも遅くない。絵を描くことで毎のことをもっともっと深く学んでいこう。”

それが、『五島百景』を描くことになったきっかけです。

完成までの道のり

2010年に始まった山本二三のライフワーク『五島百景』は、様々な仕事の合間を縫って約20回の現地取材とアトリエでの制作をつづけ、10年をかけてついに2010年1月4日に完成を発表しました。各地の取材では現地の方々に支えられ、多くの素晴らしい景色と出会うことができました。五島列島の雄大な自然や歴史的・文化的な建造物、生活の音が聞えてきそうな路地等、多岐にわたる対象を描いています。

締め切りがないライフワークですので、その絵をどこまで描いて終わらせるのかを山本二三自身が決めるという難しさもあり、大変ながらも充実した時間だったそうです。

「野崎島の野首集落」(C)山本二三 

「頭ヶ島天主堂(頭ヶ島)」(C)山本二三 

「奈良尾神社のアコウの樹(中通島)」(C)山本二三 

「嵯峨ノ島」(C)山本二三 

「江上天主堂(奈留島)」(C)山本二三 

「椛島の伊福貴港」(C)山本二三 

実は最初は出身地の五島市だけを描くつもりで開始したのですが、「他の島も描くべきでは」という周囲の意見があり、途中から加えました。取材のスケジュールや予算の都合で結果的に五島市が多くなってしまいましたが、できる限り様々な島へ行き、観光名所にこだわらず、山本二三という画家の目で描画地を選んでいきました。

​「五島百景」五島列島展

2021年4月29日から7月18日まで開催された「五島百景」五島列島展では、日本初、五島列島を美術館に見立てて、7つの島、11の会場に「五島百景」の作品が分散して展示されました。

​作品の額装費や画集の制作費はクラウドファンディング等を通して約400名の方から支援をいただき、「山本二三美術館」という施設の枠を超えた初の企画展を無事に開催することができました。


https://www.moshimoshi-nippon.jp/ja/152187 【『訪れてみたい日本のアニメ聖地88』に長崎県五島市「五島の雲 山本二三美術館」選出】より

国内外のアニメファンを対象にインターネット投票を実施し、その結果を基にアニメ業界や地域の関係者などとの協議を経て決定される『訪れてみたい日本のアニメ聖地88(2019年版)』。こちらに、長崎県五島市の「五島の雲 山本二三美術館」が選出された。

尚、今回選ばれた「アニメ聖地88」は、2019年1月から、日本アニメツーリズム協会のホームページで紹介ページが公開される予定となっている。

訪れてみたい日本のアニメ聖地88(2019年版)

五島の雲 山本二三美術館は、2018年7月1日にオープンした美術館。「天空の城 ラピュタ」、「火垂るの墓」、「もののけ姫」、「時をかける少女」など、美術監督として数々の名作に携わったことで知られる長崎県五島市出身のアニメーション映画・美術家 山本二三氏の描いた背景画や、五島を描いたオリジナルの絵画を展示している。建物は、1863年に建てられた武家屋敷「松園邸」を改修して造られた。

五島の雄大な自然を見て育った山本二三氏の絵と、五島の歴史を感じられる美術館となっているので、近くに出かけた際はぜひ訪れてみて。

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Information

五島の雲 山本二三美術館

住所:長崎県五島市武家屋敷2-2-7

入館料:個人/一般400円、高校生・中学生・小学生200円、団体(5人以上)/一般320円、高校生・中学生・小学生160円、共通観覧券/一般500円

※五島市民の高校生・中学生・小学生は100円。

※小学生未満の乳児の入館料は無料。

※共通観覧券…一定の期間内に、山本二三美術館と五島観光歴史資料館を観覧できる共通の観覧券です。

休館日:毎週月曜日(年末年始/12月29日~1月3日)

開館時間:9時~18時

アクセス:

五島つばき空港から車で10分/「善教寺前」バス停徒歩2分/福江港 徒歩10分。

TEL:0959-76-3923

山本二三美術館公式サイト

URL:https://www.goto-yamamoto-nizo-museum.com/

訪れてみたい日本のアニメ聖地88(2019年版)

URL:https://animetourism88.com/ja/shadan/topics/882019