どうありたいか
カメラマンと写真家って違うの???
と、たまーに聞かれることがありますので簡単にざっくりと分けて解説してみましょう。
【カメラマン】
クライアントから依頼され、アートディレクターやスタイリストさんたちとチームで撮影をして、ギャラを頂く。
海外だとコマーシャルフォトグラファーと呼ばれます。
【写真家】
収入は別に得ながら(会社員でもバイトでも)自分でテーマを決めて撮影・プリントをし、まとまったものを写真展などで発表する。
海外だとシリアスフォトグラファーと呼ばれます。
まぁこんな感じでしょうか。
おそらく写真をやってる人のほとんどは
写真家として活動しつつ、写真集などが売れてその世界観が評価され
「◎◎さんのスタイルで好きに撮ってください」
といったお仕事がきてお金になる・・・
というのを理想とし、夢を見て日々撮影してるんじゃないかなぁ。
昔だったら植田正治さんとか?
今なら奥山由之さんとか川島小鳥さんとかがそのポジションかな?
◎◎◎◎◎◎◎◎
大学時代の先輩で青山にスタジオ構えてファッション系を中心に仕事してるカメラマンがいるのですが、長澤まさみさんやらベッキーさんなどの撮影をしたポートフォリオをぱらぱらめくりながら
「最近、何が良い写真なのか分かんなくなってきたよーw」
と言っておりました。
スタジオでしごかれ専門的な技術も持ち、依頼された撮影をガンガンこなしてきたその先輩は
「作品?そんなの作る気も起きないw」と。
その場その場で閃く直感とアイデアでクライアントに120%の結果をお返しするプロのカメラマンは、それで生活できちゃうんでわざわざ写真家になろうという気も起きないんでしょうね。
◎◎◎◎◎◎◎◎
何が好きで、どうありたいか。
最後はそれだけが残ると思います。
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