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Maki Kawano

222 Do you know Ashihama レポート

2014.03.01 13:50

2014 3.1

講演会無事終了。ほっと一息です。当日荒木代表、高熱でダウン。

みんなでくっついて会議していたのであっという間に色々感染してしまう。

ひとりは臨月だし、ひとりは背中にあかんぼくくりつけて。
そんなうちらの講演会に150人も来て頂きました。
新聞社も4社、伊勢市長まで。にぎやか!

この芦浜原発の計画で、どんな風に町が壊れていったのかを知ってほしかった。

今日本のあちこちで起こっている出来事の縮図である故に。

大きな力が動く時、親子、兄弟、恋人、夫婦、友人たちが最後は敵が誰なのかも見失っていく。ゲストのお2人の話を聞くと、小さな集落が憎しみに翻弄されていくその過程が浮き彫りにされるようだった。

来場者のみなさんはゲストのお二人の話に涙したり、一緒になって口惜しがったり、

あまりにもひどい妨害ぶりをユーモアたっぷりに紹介するお二人の話芸に思わず大笑いしたり「俺が死んでも生きていけるなあ?」とご主人が毎日のように言い聞かせていたというその切羽詰まった日々のお話に息をのんだり、とにかく喜怒哀楽つまったよい講演会になったのではないかと色々思い出しつつ、次に繋げるきっかけになればいいと思っている。


終わってからも反響が思いがけず大きく、たくさんの方から当日のDVDがほしいとの声を

頂きうれしい限り。それにしてもさすが南島のおっちゃんおばちゃんは面白い。会場では爆笑が起こり最後には泣いちゃってる人がたくさんいた。

講演会前、小倉さんが「福島原発みて思ったの、ここの騒動のときも地元の皆さんの了解が必要やって、中電が言うてたけどね、地元だけやないわね、影響うけるのはあんな大きい範囲でしょう。地元地元てあんなにすぐそばでもめさせたけど、地元はここ、と思わされたけど、そこからだまされててんね、まだ、あの事故までずっとだまされててんわ」といわれたのが印象的だった。


2011年3月11日、あの東日本大震災のあった日、実は南伊勢では、誰の主導かははっきりし

ないものの、原発に関する話し合いが行われるはずだった。漁師たちが津波から船を守るために沖へ出たため、流会となった。そして、あの原発事故が起きたことによって、この会議は行われることがなかった。「あの会議はなんだったのか」と聞いても、「あ、あれはもうええんや」という返事が返ってくるだけだと聞いた。芦浜原発計画は、本当は、終わってなんかいないのだ。