GOODBYE YELLOW BRICK ROAD ~再び~
市販ピアノ譜で実演奏を練習し何とか追えるようになった曲。今回、オリジナル音源を作譜再現しました。
1973年作、手元CDは「GOODBYE YELLOW BRICK ROAD」。作譜は、ヘ長調、BPM125、ピアノ、e-ベース、ドラムス、strings の編成で。
イントロは、
F C/E|Dm Dm/C|B♭ C7|F|
第1主題は、
Gm|C|F|B♭|E♭|C7|F|F|
第2主題は、
Gm7 B♭|C7|F|B♭|E♭|C7|F|F|
サビは、
D♭/B|E♭7|A♭|D♭|B♭m|C7|
第3主題は、
F|A7|B♭|F|D7|Gm|C7|F Am/E|
Dm|A|B♭ B♭/C|D♭|D♭ E♭|F Am/E|Dm Dm/C|B♭ C7|
そして再度サビに戻り、
F|F|
の短い平和なフレーズで繋ぐ。
全編素晴らしいの一言。その中で今回特に印象に残ったのは、コードE♭(前投稿でも指摘)とC。前者は主調の2度下、例のキモ音ですが、そのハッとした印象を落ち着かせるのが主調の5度上、ソシレです。そして実演奏での難所、第3主題の13小節目、D♭→E♭の切り替え(8分音符→8分音符)も鮮やかに再現??
作譜後、前投稿(下記*****以下)の評価を再逆転し、ELTON JOHN の my best favorite に返り咲くことに。
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長らくELTON JOHNのMY BEST FAVORITEを保っていた名曲。もちろんピアノ用の譜面が手に入り、練習してかなり音は続くようになりました(テンポが緩いせいも)。しかし、前回書いたようにROCKET MANが台頭、その他の曲にもエネルギーが分散して、最近はあまり登場しなくなりつつ。が、改めて弾いてみるとやはり素晴らしい。
調性は長閑なヘ長調、BPM125。和音の下降で始まる出だしから、穏やかで、かつ荘厳。メロディ進行は少し哀愁を帯びしみじみと染みわたり絶妙で、その中の2度下がったE♭の響きが印象的。そしてサビのコードの移り変わり(D♭→E♭→A♭→D♭)の美しさ、ここに感極まれりです。
その後、一転、第2主題?がまた哀愁を帯びたなんとも素晴らしい展開。どうしてこんなコードや旋律を思い付けるのか、と。そしてまた最後にまたあのサビが戻ってくる。
因みに、件のジムのスタジオMUSICにもこの曲が登場するのですが、何といってもその目的からBPMを速め16カウントに揃えるという制約・決まり?があるようで、サビの直後、第2主題との間に時間待ち部分として8つ余分なカウントが挿入されている! これには絶句。しかしまあ、こんな素晴らしい名曲でエクササイズができるのも楽しいですね。
ELTON JOHNとBERNIE TAUPINの作です。
(2015年11月7日 投稿)