【同期に嫌われろ!!】慣れ合いグループは売れない美容師の集まり[アンチワンピース世代]
同期のスタッフ同士が仲が良いのって、いいなって思う。
悩みを気軽に相談し合ったり、ライバルって側面でお互いを刺激し合ったり、同じ状況をわかってくれて支えあう仲間がいるのは、きっと心強いことだろうと思う。
でも僕は同期ってものが大嫌いだった。
その理由を書いていこうと思う。
アシスタント期は、同期と関わっても時間の無駄で1ミリも得はない
これは僕の主観だから良いとか悪いとかは意見があると思うけども、あえて言っておきたい。
同期なんてハッキリ言って自分の成長になる情報なんて何も持ってない。
他店の情報交換とか、アシスタント期に聞いたところで考えが浅すぎて何の役にも立たない。
僕が美容師として初めて入社した十数年前...
厳しい新人研修や店舗配属後、同期というのは苦労を共にしているので妙な結束が生まれた。
その後、同期会が数回開かれたが僕は1度も出席しなかった。
もちろんレッスンで忙しいのもあったけど、何よりその飲み会での『ただ愚痴を言うだけの生産性の無さ』がクソだと思ってた。
今思えば100%愚痴会ではなかったのかもしれないけど、少なからず同期から学ぶものは一切ない!それなら先輩とメシでも行く方が絶対良いと決めつけて、美容師人生の大半を過ごしてきた。
飲み会にも参加せず、講習時みんなで集まった時も話もあまり入ってこない僕は、同期から当然〝変なやつ扱い〟を受けた。笑
でもその代わりに先輩からの誘いは断らなかった。
別に先輩だからと言うよりかは、そっちの方が話が面白かったんかな。
僕は僕で『同期なんて全員早く辞めてしまえ』というスタンスなので、同期からは孤立。その代わりに、ひたすら尊敬する人と一緒に過ごした。
尊敬する先輩と一緒に過ごすのは、決して楽ではない
愚痴なんて当然言えるわけないし、ダメ出しや説教など、自分にとっては耳の痛い話ばかりだったけど、すべて自分の糧になる事を助言してくれるし、何よりアシスタントの自分が見ている景色の〝先〟を走っているので、勉強になった。
その結果、年数が経つごとに同期がどんどん辞めていき、20名ちょっと居た同期は殆どいなくなった。
同期内でしょーもない情報交換や愚痴を言っていた連中は、結果的に美容師としてドロップアウト。
もし彼らがその時のまま何も変わらずであれば、きっと他の仕事に就いても大して結果も出せず、そこそこの人生を送っているだろうと思う。
自分にとって『優しい人』が1番好きで『厳しい人』が嫌いな人は伸びない
優しい言葉をかけてくれたり、ねぎらってくれたり、自分の考えに共感してくれる人の方が居心地が良い。
でもそれは本当の意味で『優しい人』とは言えない。
本当に優しい人は、自分の事を思って厳しい事や現実をハッキリ直視してくれる人。
楽な方へ流されるのは簡単やけど、『それは君のためにならないよ~』ってちゃんと言ってくれる人の方が、本当の意味で自分の事を思ってくれている。
人の人生に関わる責任がない人は、好き勝手な事を言う。
けど、人の人生に少しでも関わる責任を持ってくれる人は、言葉が違う。
だから、同期はお互いを敵視(ライバル視)しているくらいが丁度いい。
お互いから沢山学べるようになった段階で、飯でも食いに行けばいいんじゃない?
馴れ合いの関係は結局長くは続かず、その場しのぎの関係でしかない。
本当に長くお付き合いができる人って言うのは、共に学びがある関係だけなんだと思う。
学び合える関係っていうのは、年齢は関係ない。
先輩だろうが店長だろうが経営者だろうが、学べない年上は付き合っても時間の無駄だし、
逆に年下でも学びをもらえる人とは、積極的に絡んだ方が良いと僕は思ってる。
同期と仲が良いのは良い事だと思うけど、その時間に学びが無く、傷の舐め合いをするだけの仲間なんだったら、即刻付き合いを遮断すべき。