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kojinkai

批判的に文章を読む。

2023.08.13 01:00

今日の説明文は、冒頭2行で

話題が提示されるタイプの

がっつり説明系の文章でした。


この手のタイプは、

最初の2行をいかに

説明しようかと筆者は考えたのかを軸に

文を構成してゆくのですが、

その意図をどれだけの子が

くめたか?というのが、

要約指導の論点となりました。


何度もやっていると、

相手の話の意図を汲み取る

センスに長けている子の伸びが

顕著に見られます。


既に、中1から中2のこの中には

ほとんど完全に要約を完成させられる

子が出てくるようになり、

ただ文を並べただけではなく、

各文が論理的に繋がり、

筆者の意図を汲み取りながら

まとめ上げたことを具に

理解できる要約が

でてき始めています。


この能力は、大学に入ってから、

あるいは、社会に出てからこそ

真価が発揮されると共に、

この力をもってすれば、

そもそも論説系の文章読解に

困ることは少なくともありません。


優れた要約の紹介、

私が要約した文章の意図、

そして、各々がどんな視点で

文をまとめていて、

どんな視点が欠けているのか?

など、検討を重ねて、

全体の実力を向上させます。


与えられた文は無条件に正しい、と

考えている子にはなかなか

身につかない視点も多いですが、

生徒たちは随分要約にはまり、

夏休み明けてからもやろうね、と

約束しました。


たった30分の指導ですが、

幾度となく文章を読み、

筆者の意図を考え続ける

情熱的な読みを体験しています。


国語の内容のほとんどは、

言いたいことの代弁です。

それっほいことを

だらだら抜き出すのは

本質ではありません。


今日も充実した国語の時間を

過ごしました。