クリエイティブ
すっかり忘れてたこの話。
この国も、そのもうちょっと北にあるおっきな国もこんなのばっかり。あ、プーさんと全然似てないから安心して。プーさんがかわいそうだからね。
こうしたパクったパクってないという話を聞くたびにモヤモヤした気持ちになるのですが、それは単純な「日本のものを盗むな!」という愛国心的なものとは全然違い、誰がどう見ても完全にパクったと思わせてしまうものを作っておいて「オリジナルだ!」と国も結託して保身に走るこの人たちのクリエイティブ能力の稚拙さを、心底かわいそうだな、と思うのです。パクったか朴ってないかは究極、第三者が決めることであって、作った本人の持論を展開しても関係ないんですよ創造物や著作物や芸術ってのは。
ま、こうでもしないとキャラクターが作れないということですよね。
本来であれば、著作権元に許可をもらってこの場に本物のマジンガーZがドドーンと置いてあったほうが、「マジンガーZが韓国に!」と話題になって、もっと多くの人たちが心から笑顔になると思うんです。
でも、それを良く思わない、特に「日本のものを韓国に建てるなんて!」という古いプライドを持った人が一定数いるからそれもできない。デモだ撤去だって警察とモミクチャになるんでしょ。
そんなこんなでグレーゾーンをしっかり超えたところでこのみっともないロボット完成。プライドと保身のため、オマージュでもパクりでもなくオリジナルだとしか言えない作者。
みっともない。
そんなにプライド高いんだったら、本当に本当に今まで誰も作ったことのないものを生み出したそうとする努力や、そのための勉強、下積み、経験で人々(日本人)をアッと言われるものを作ろうとする方向性にどうしてならないのか不思議だし、そうしてユニークで誰にも真似できない誇れるものを作ったほうが絶対気分が良いと思うんだけど、そういう能力がないんだろうな。
だったら作らないほうがいい。
プライドの方向性が間違ってますよ。いつになったら気づくんだろう。
荻原明(おぎわらあきら)