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David T. Walker - PRESS ON(LP)

2023.08.13 06:32


60年代からモータウンの代表的アーティスト、スティーヴィー・ワンダーやマーヴィン・ゲイ、ジャクソン5、シュープリームスらのバックを務め、同時にアレサ・フランクリンやレイ・チャールズ、バリー・ホワイトといったソウル〜R&Bシンガーたち、クインシー・ジョーンズやクルセイダーズ、マリーナ・ショウといったジャズ・アーティスト、そしてキャロル・キングや日本のDreams Come Trueに至るまで、ジャンルを越えた大物たちを広くサポートしてきた稀代の名ギタリスト、デヴィッド・T.ウォーカー。

僕は19歳の時にデヴィッド・T.ウォーカーのライブを初めて観た。

1993年 神戸メリケンパーク、フィッシュダンスホールで開催された、ニューオリンズのミュージシャンが一堂に会する「神戸国際アーバンジャズフェスティバル」。

当時、神戸・北野ローズガーデンにあったライブハウス「T2楽屋」でバイトしていた頃で、一緒に働いていたバーテンダーの中里日出男さんと当時のお客さんと、また別日は友人の鹿島学さんと一緒にライブに行ったことを覚えている。

ワイルドマグノリアス、ザ・ファイブ・ブラインド・ボーイズ・オブ・アラバマ、マーヴァ・ライト、そしてデヴィッド・Tウォーカー。ヴォーカルなしのギターだけのライブで初めて涙したことを覚えている。ニューオリンズのジャズやブルース、ファンクに夢中になっていた僕にとって、国内で開催されたこれほど豪華なコンサートはこの後にも先にも思いつかない。最終日は、ステージから客席に降りてきて歌い続けるザ・ファイブ・ブラインド・ボーイズ・オブ・アラバマのメンバーと抱き合って歌った、最高のライブだった。

出典:コンベンションKOBE 1993.9月号


その後、僕は2回ほど東京でデヴィッド・Tウォーカーの来日に合わせたライブに行くことができた、ライブが跳ねた後、握手を求めると笑顔で暖かく手を握ってくれたその手がとても分厚くて優しかったことが今でも忘れられない。


デヴィッド・T.ウォーカーのクレジットされているアルバムは今でも見つけたら全て購入するようにしているが、CDしかないものや日本盤しかないものも多く、レコードではなかなか揃えることができない中、比較的手に入れることができる可能性が高い名盤。


”1973年にリリースされたOdeレーベルからの第2弾であり、デヴィッド・Tウォーカーの通算5枚目となるアルバム。彼のアルバムの中でもファンに“これぞ名盤”と言われ、最もCD化が熱望されていた最高傑作が遂に初CD化!全10曲中9曲がカヴァー。ハービー・メイソン(ds)、チャールズ・ラーキー(b)、ボビー・ホール(perc)、そしてジョー・サンプル(key)といった強力メンバーがサポート。全曲にわたり個性的なアレンジと彼のフレーズ満載の名演のオン・パレード! ”

引用:タワーレコード (2009/04/08)