【日本橋 横町(横丁)】幽霊横町
2018.08.04 10:37
横町(横丁)名:幽霊横町
読み方:ゆうれいよこちょう Yūrei-yokochō
区分:横町(横丁)
成立:江戸期
廃止:不明
現町名:中央区日本橋茅場町二丁目
概要:『江戸切繪圖 : 俚俗 : 八丁堀・霊岸島・箱崎』に「○ゆうれいヨコ丁」とある。『八丁堀の七不思議』の1つ「鬼の住居に幽霊が出る」の舞台。両側は与力屋敷の高い塀が聳え、圧迫感のある暗い道だった。『嘉永日記抄』には「幽霊横丁」とあり、毎夜、首を白く塗った幽霊が出没し、通行人の袖を引いたいう。しかし、実際その正体は夜鷹であったという。
亀島河岸の新亀島橋西詰から北西に向かう横丁で、現代では突き進むと神保小路(貧乏小路、リンポウ小路)となる。『江戸切繪圖 : 俚俗 : 八丁堀・霊岸島・箱崎』では双方は繋がっているが、『大江戸今昔めぐり』や『江戸明治東京重ね地図』では繋がっておらず、現代では道筋が整備されてしまい、正確にはトレース出来ない。なお、当横町には御用絵師狩野祐清の居宅があった。
撮影場所:幽霊横町