師弟
おはようございます。
暮らし、味わう。
食を通して豊かなライフスタイルを提案する
セレクトショップ&カフェ テマヒマ
大阪高槻で古民家再生中!
プロデューサー、バイヤーの太田 準です。
週末、丹波立杭で行われた兵庫県民芸協会の
イベントに参加させて頂きました。
冒頭、協会の新会員ということで少し挨拶、
テマヒマのことを紹介する時間を頂きありが
とうございました。
まずは丹窓窯で、現当主の市野茂子さんと
丹窓窯で修行されていた平山元康さんから
お話を伺いました。
復活した最古の登り窯を見学した後、昼食を
はさんで、兵庫陶芸美術館で開催されてる
「丹波の民藝 生田和孝の陶業」展を見に、
その関連企画「生田和孝という人ー愛弟子が
語る師の想い出」ということで生田和孝さん
のお弟子さんである清水俊彦×柴田雅章さんに
よる座談会を聴講してきました。
俊彦窯さんはテマヒマとして最初に仕入に
訪問させて頂いた窯元さんで清水俊彦さん
にお目にかかるのはそれ以来。
(テマヒマブログ 言葉の回でご紹介)
お話するのは少し苦労なされてますが
お元気そうで何よりでした。
色々盛り沢山な内容でしたが柴田雅章さんが
生田和孝さんから言われたという
「横綱に誰もがなれるわけではないけど、
(横綱でなくても)自分の”型”があるのが大事」
だという言葉は印象的でした。
例えば、陶脈というのでしょうか?
河井寛次郎→生田和孝→清水俊彦→前野直史
という流れがあるとして、テマヒマブログ
感覚の回では、お笑い芸人を例に書きました
が継承されているのは、技術的なことだけで
なく寧ろそれ以上に考え方だったり生き方だ
ったりしてるのだろうと推察されます。この
座談会でも師匠(俊彦さんは大将、柴田雅章
さんは先生と呼んでましたが)への愛をすごく感じました。
焼き物の世界の師弟関係とは違いますが、
サラリーマン時代、入社してすぐに教えても
らった師匠がいて、僕も教育担当者として教
えた弟子が4人います。マネージャー職にな
ってからは自分のチームに配属された新入社
員にも熱心に指導育成していた方だと思いま
す。主にクリティカルシンキングなどの
ビジネスにおける思考法を教えていました。
そしてこの部署、この会社でしか通じないよ
うでは駄目だということをよく言ってました
新しい業界に移り、新しいことを始めようと
している今、まさにそれがブーメランのよう
に自分に戻ってきています。