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《BOSS×KEY心斎橋店》BOSS ES-5を使ったスイッチングシステム構築【Part2】

2018.08.09 10:00

前回に続き、第二弾ブログの公開です!!

今回は、ES-5を使ったオプショナルコントロール、前回も申し上げた『MIDI』を使ったコントロールをご紹介致します!!


MIDIとは、Musical Instrument Digital Interfaceの略称で、一般的にはMIDI(ミディー)と呼び、80年代のラックシステム全盛期には、システムのどこかに必ずこの機能が使われており、現在では、DTMなどでドラムなどを打ち込んだりするときにも使用するMIDI鍵盤(コントローラー)も同様コントロールとなります。


80年代、Eventide、Lexicon等の通常スタジオ等で使用するラックエフェクターをギターシステムに融合し、Micheal Landau、Steve Lukatherをはじめとする、数多くのスタジオミュージシャンにそれらのツールを導入してきた第一人者、Bob Bradshaw/ボブ・ブラッドショー(Custom Audio Electronics)が作ったシステムにもこのMIDI機能が採用されていることが多かったですよね。


そのMIDI機能を使うことにより、ワンアクションで出来るコントロールの可能性が更に広がり、思い通りのサウンドを作り上げることを可能としますので、今回はこちらのブログで少しご紹介させていただきたいと思います。

MIDIの設定を難しい!!とお思いの方も多いかとは思いますが、設定に慣れてしまえば誰でもできるので、是非最後まで読んで頂ければなと思います(*^^*)


さて、今回のシステムでMIDIを使用する際に必要な設定事項は、下記3つ!!

MIDIチャンネル
●プログラムチェンジナンバー
●コントロールチェンジナンバー(#CC)

となり、これらの情報をスイッチャーから、該当のエフェクターにMIDI情報を送信する事になります。


MIDIケーブルの接続順ですが、今回の場合は、ES-5(スイッチャー)のMIDI OUTからDD500 MIDI INに、DD500のMIDI OUT(THRU)からMD500 MIDI INにMIDI情報を送信します。(図を御覧ください。田中作)



これらの2機種にはMIDIを使ったオプショナルコントロールが多数用意されておりますが、今回はその中でも、コントロールチェンジナンバー(#CC)を使ったバイパス(ON/OFF)アサインの仕方をご紹介します。


MD500はES-5のLoop4に入る予定ですので、ON/OFFに関しては、ES-5側で可能ですが、DD500は、今回ループには入れておりませんので、#CCを使ってコントロール(ON/OFF)していきます。

この方法を駆使すれば、例えば、DD-500はシステムボートには入れず、アンプのセンドリターンにDD-500を入れ、本機をアンプの上に置いて遠隔操作することも可能で、知ってて損はない情報なので、興味ある方は是非ご覧頂ければなと思います(*^^*)



さて、早速設定していきましょう!!

まずは、送信側のES-5の設定から行いましょう!!


1. EDITボタンを押し【Patch】を選択しENTERを押す



2. カーソルキ-(◀▶)を押して【Patch MIDI 1】を選択し、ENTERを押す



3. Ch(MIDIチャンネル)をDD-500と同じ(今回はMIDI CH 1)にあわせ、PC(プログラムチェンジ)も同様に、DD-500の呼び出したいプリセットナンバーに合わせる(ES-5 PC1でDD-500のプリセット01Aが呼び出されます)



4.▶を押し、ページを進んでCTL 1の設定を行う

ここが今回のメインテーマの#CCの設定となります。

画面右端の【Val】ですが、今回は、Delayが、127(Max)でONとなり、0(Mini)でOFFとなります。(説明を簡略化しておりますので、実際店頭にてご説明させて頂くことも可能ですよ)



各設定値をわかりやすくまとめますと、、、



ここまででES-5側からのMIDI(#CC)の設定は完了、ES-5は、MIDIを同時に8個、コントロールチェンジナンバーを同時に2つ送信でます。

今回は、設定をなるべくわかりやすくするため、受信側のDD-500に合わせた設定を行いました。(後にDD-500の設定もご紹介しますのでご安心を)



続いて、DD-500の設定を行っていきましょう!!

今回はDD-500を、パッチAとBを同時に使用することができる『A/B SIMUL』モードに設定しており、2つのDelayを1つの画面で確認できて個人的にお気に入りのモードなんです。




1.EDITモード【MIDI】を選択し、TIME/VALUEのツマミを押す。


2. Rx CHANNEL(受信チャンネル)の設をES-5送信側にあわせて Ch.1に設定

※ここで、ES-5とDD-500のMIDIチャンネル(RX CHANNEL)が一致していないとMIDIコントロールができませんのでご注意ください。また、PC IN、(PC OUT)もONになっていることを確認してください。


先ほども申し上げた通り、DD-500には、初期設定の状態では、#CC28(コントロールチェンジナンバー28)を受けるとDelay Aが、#CC29(コントロールチェンジナンバー29)を受けるとDelay BがそれぞれON/OFFすることができ、MIDI設定画面でご確認頂くことが可能です。(写真を参照してください)

実際、画面をみてもらえればわかるのですが、エフェクトのON/OFF以外にも、MIDIでコントロールできる内容が満載、『あ!!このコントロールMIDIで出来たんだ』という新しい発見があるかも知れませんね。


ここまでの設定を行えばMIDIを使ったコントロールができるようになります!!

今回の#CCを使ったコントロールは、通常あまり使用することがないかも知れませんが、知っておいて損はない情報でもあります。

少し難しかったという方もいらっしゃるかもしれませんが、『一度トライしてみる』ということが大切ではないかと思います。


もしこのブログを御覧頂いている皆さんで、やり方がわからない、やってみたがうまくいかないという方がいれば、店頭にてご質問にお答えさせて頂きますので、店頭にて担当田中までお気軽にお声がけください\(^o^)/


いかがでしたでしょうか?!


それでは次回ブログに乞うご期待ください!!

それでは!!