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CHANEL Pygmalion Days で若手芸術家のフレッシュな魂に逢う

2018.08.05 12:47

念願だったシャネルの若手芸術家支援事業、

『CHANEL Pygmalion Days』に参加することができました!

これは、世界的な老舗メゾンでありながら革新を続けるブランド、

シャネルによる2005年から行われている演奏会です。

「ピグマリオン」とは、ギリシャ神話に語源を持つ、“才能を信じ、支援して開花させる人”

という意味を持つ言葉。

(出典:シャネル ネクサスホールwebサイト)

実はブランドの創始者であるガブリエル・シャネルその人自身が

無名時代のピカソやラディゲ、コクトーなどを支援してきたとされています。


銀座のシャネル・ブティックに隣接するネクサスホールにて演奏会は開催され、

毎月申し込み→抽選 によって聴講する機会が得られます。


ご案内された座席が同伴者の欠席もあり、急遽一名となってしまい、なんと最前列で、

(クラシックの演奏会では最前列はさほどよいお席ではないです)

年若いテノール歌手の青年が、にこやかにMCを終え

ひとたび曲に入る際の空気を切るような緊迫感がこちらにも迫り

何とも言えない呼吸のしづらいほどの思いを共にしました。

(出典:シャネルネクサスホールwebサイト)

その日の演目の主たるテーマは『ドイツリート』。

私でも知っている、シューベルトの『鱒』や『野ばら』に始まり、

美しく、人間味あふれ、生きる歓びを思わせる歌曲を堪能することができました。


ホールはサイズとしては家庭的(でもシャネルなので重厚感はありました)で、

こうしたシャネルの文化事業を愛し、支援する観客たちが

若手アーティストの奮闘に温かい拍手を贈りました。


こうした夕暮れときの過ごし方がとても好きです。


まだ暮れ残る明るい夕方の時刻に、

再び街の中へ解放されると、まとわりつくようなけだるい夏の暑さが蘇ってきましたが

フレッシュな芸術家の魂で出逢うことができたせいか

清々しい気分で帰りの途に就いたのです。