燕が見当たらない。
暑い暑い。毎日屋外は堪らなく暑い。
正直な話、我が家には三年前まではエアコンがなかった。
しかし南国暮生まれのワイフもたまらず「お願いだからエアコンつけてくれない?」と言うほどに暑い。
折角だから大型の機種をつけた。昨年も助かったがもう今年は大助かりで、神様のようである。
季節は古人が記録、研究の果てにこうであると24節気を残した。大概多少ずれてもその通り巡る優れものである。古人の研究者には敬服します。
だが、ここ2〜3年はどこかずれているように感じる。
当地仙台では百日紅は40〜50日しか咲かない代物である。この花は関西、関東で百日咲くのでその名がついた。寒冷地の東北ではその半分程度なのだが、最近はしっかり百日咲いてる。関西、関東と同じレベルである。
梅雨の終わりを告げるヒグラシが鳴かない年もある。気象庁が梅雨明け宣言をしない年もあった。
今年はアブラゼミが鳴かない。
ジクジク、ジクジクジーは無く、いきなりミーン、ミーン、ミーンジー。
さらにツバメの巣を見かけない。田んぼを見れば稲田の上を飛来していない。どうしたのだろうと首を傾げている。
元々暖地に棲む鳥だが暑い季節に日本にくる。
その日本もこう暑いのでもっと北方の寒冷地の方へ行ったのだろうか。
そうこう言いつつ、これを書いている今日の昼過ぎに稲田の上を飛んでるのを見かけた。全く消えたのでは無いようだ。
そして、見かけないのは燕だけではないようだ。
あの黒いカラスも雀もいない。
昼時の暑さは分かるけど早朝、夕方も鳴き声が少ない。我ら人様も半ドンで引き上げる暑さなのでどこか日陰で避暑してるのかもしれない。
エアコンのない時代は扇風機が大活躍。扇風機は無論、電気のない時代はどうしたのか。
団扇があった。涼しいけど腕が堪らなくなる。ひたすら涼しくなるのを待つしかなかった。
世にいわれる二八[ニッパチ]とは商売の売上の上がらない月を言うのだが、この暑さで冷たい水や氷はばか売れだ。ビンカンの日はペットボトルとビール缶はゴミ捨て場の籠から溢れている。
一般にどの商売も動きが悪いから、昔からの例えのニッパチは今でも当たってる。
35℃超えの日はまだまだ続く予報だ。今朝は朝霧が押し寄せてきた。朝方は涼しくて寝心地よくエアコンに無い自然の冷気を味わった。
親潮が近づいてるのかも知れない。サンマが取れそうだとどこかで耳にした。
寒さ暑さも彼岸まで。九月二十日辺りまで耐えるしかあるまい。
コウロギの鳴き声が日増しに増えている。
夏水仙、彼岸花と同種。ヒガンバナの1ヶ月前に咲く。