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Masae à Nantes ~まさえのフランス🇫🇷ナント便り~

フランス人の義理の伯母 93歳

2018.08.05 18:22

彼の伯母は、93歳です。


この伯母、去年の秋まで働いていたから驚きです。


ナントのど真ん中、スノッブなエリアで、今でも1人暮らしです。

正真正銘のマドモアゼル。(未婚女性の敬称)


元々、この伯母、フランス人の中でも、かなり癖のある人。


ナントの総合病院へ入院した時 、「気難しいので、取り扱い要注意人物」としてあがっていたくらい。


私も、この伯母に初めて会ったとき、かなりびびってしまいました。


だって、優しい雰囲気なんて、微塵も感じない人だったから。


そして、会って数回目、玄関外までお見送りをした際、伯母は彼に「あの子、わざわざ、お見送りしてくれていい子だね。でも、何で日本人なの?」と。


やれやれ。



こんな伯母と少しだけ距離が縮まったのは、去年、伯母が入院した時。


お見舞いへ行き、爪を切ってあげたり、身の回りのお世話をしました。


一旦、心を開くと、とても優しいです。そして、思いのまま、物を言ってしまいます。度々、毒も吐いています。


時に、暴君ぶりを容赦なく発揮するので、免疫がない人は、たじろいでしまいます。


私も、やっと、ここにきて免疫が付きました。


そして、生粋のアルコール好き。流石に、最近は、アルコールの摂取を控えているようですが、毎日晩酌していたようです。


この間、彼がルバーブのタルトを作ったので、自家製の杏のジャムと一緒に、持って行ってあげたところ、


彼「ルバーブのタルトどうだった?」


伯母「うん、美味しくなかった。だって、私、あまり甘い物、好きじゃないから。朝食で頂く杏のジャムは、とても美味しかったわ。」


1番可愛がっている甥っ子の彼にでさえ、忖度ないです。 


全くブレない。


ちなみに、同じ姉弟でも、義理の父には、ルバーブのタルトは好評でした。


伯母は、唯一好んで食べる甘い物は、ラム酒が強く効いたケーキです。

流石、アルコール好きなだけはある。


今年の初め、義理の伯母と父と4人で食事した際、このような会話も繰り広げられました。


伯母「貴方達が教会で結婚式を挙げるなら、私は必ず行くわ。でも、普通の結婚式(市役所で婚姻届を出す式)だったら、行かない。勿論、お祝いはさせていただくけど」 


徹底してるなぁ〜。笑


また、自分のお葬式についてもこう話します。


「特に、教会へのこだわりはないけれど、必ず神父(curé)さんがいる教会でやってね。(prêtre)じゃなく。

だって、ニコル(彼の母)の時、神父さんじゃなかったから、あまり良くなかったわ」と。


知識に乏しい私は、ここで初めて «curé»と«prêtre»の違いを知りました。


やっぱり、1世紀弱生きている人とお話すると、勉強になるー。


そして、強靭で自由奔放な伯母でさえ、 "老い"は流石に辛いようです。


人に頼らず自立しているからこそ、人に頼らなければならなくなった歯がゆさがあるようです。



さて、観光名所になっているナントのブラッスリー «ラ シガール»です。

お食事は…。

お茶するには、いいかも(^^)