1度の人生なんだから、どうせなるなら社長になりなさい〜かみむらゆい Facebook log〜
「副社長になりたい」と言ったとき、「1度の人生なんだから、どうせなるなら社長になりなさい」と、パパは言った。
いわく、「だれかの人生を背負うという責任をおってみなさい」ということだった。
もちろん、世の副社長だって多大な責任感を持って生きていらっしゃることは、言うまでもない。
ただ、わたしは、そのパパの一言に、社長であったパパ・おじいちゃん・ママ方のおじいちゃん・・
彼らが「社長として生きてきたこと」の、深みや重みを、悟った。
だから、わたしは、そこを目指した。
「社長になろう」と決めた。
パパと、そんな会話をしたのは、23〜24歳のころ。
ニューヨークから一時帰国していたときだった。
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NYには、すでに起業している同年代なんていくらでもいた。
帰国後も次々と同年代が社長になっていくなかで、わたしは少し焦ったりもした。
だけど、「ただ社長なればいい」んじゃない。「だれかの人生を背負う」その準備が、じぶんにはまだまだ、ぜんぜんできてない。
そう思って、じぶんのペースで進んできた。
まずは、2012年、ロールモデルとなる女社長が活躍している企業へ入社させていただいた。
2014年、フリーランスになった。
その先のビジョンからブレないように、人からの評価よりも「自分が納得できるところ」を心がけながら、進んできた。
社長になったのは、2016年。29歳だった。
社長を志した当初は、35歳くらいを想定していたんだけど、アンテナを立ててそこに向かっていたから「あ、今だな」っていうのが、すぐにわかった。
(それは、感覚的でもあるし、ロジカルでもある)
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会社を興して「さて、では社員さんを雇うのか」となったとき、わたしには拭い去れない疑問が浮かんできた。
「誰かの人生を背負う」
それって「社長として、社員を雇う」ことなのだろうか。
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フリーランス時代から、人を育てる練習をしてきた。
(「育てる」って偉そうだけど、こう表現するのがわかりやすいから、そうします)
たくさんのインターンやアシスタントさんたちに来てもらった。
(今までうちで働いてくれたみんな、ほんとにありがとう♡😌みんな大好き!)
そうして「人を育てる」コツもつかんできて・・
実際、社長になってみて思った。
わたしにとっての「相手の人生を背負う」は、「雇用をして、安定的に食べていけるようにすること」ではないと。
※あくまで「わたしがそれまでしていた解釈」であり「今のわたしにとっては」だけど;わたしは、社員さんをたくさん抱える人たちのことを、とても尊敬しているし♡
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うちに集まってくれる子たちに限っては「ゆいさんのようになりたい」という子たちがほとんど。
その言葉の真意を、ずっと考えてきた。
それは、わたし自身への憧れではない。
わたしはアイドルでも女優でも何でもないからね!😂
ファンも欲してないし!!!😂😂😂
あなたのように
「自信と誇りを持って働きたい」「自由に生きたい」「好きなことを仕事にしたい」「好きな人たちと仕事がしたい」「ムリしたくない」「楽しい人生にしたい」「何があっても立ち上がれる勇気がほしい」
そんなような意味なのだと、わかってきた。
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安定は、いつ崩れるかわからない。
とくに、うちは!!!
だって、わたし自身、一体じぶんが何をしだすのか、じぶんでもわからないんだもん。
急に、海外に住んじゃったりするし。
好きなことしたい。好きに生きたい。
そんなわたしに惹かれてくれる子たちも、別にきっと安定なんて求めてない。
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どんなことがあっても、大丈夫。
そういう自信をつけること。
「大丈夫なじぶん」になる、手助けをすること。
より生きたい道を見つけたとき、
そっちに進める勇気を、知恵を、与えること。
そのための自立心を伸ばしてあげること。
そんなようなことが、わたしにとっての現時点での「相手の人生を背負う」こと。
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みんな、とっても愛情深いから、いつの間にか仕事は「ゆいさんのために」になってしまう。
とくに、近い距離にいるアシスタントメンバーは。
でも、そうじゃないでしょ。
なんのために、ここにいることを選んだのか、思い出してね。
そういう話を、何度もしてきた。
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2018年や、これから先
どうしていくのかはわからない。
でも、形態や世間の大半の意見にとらわれずに、じぶんができる最大限の「相手の人生を背負う」とは何か?を考えながら、来年からも社長として、精進したいなって思っている。
年末は、パパと過ごす時間が長い。
だから、こんな話を今年中にしたいなって思う。