ゲストティーチャーだって。
2006.02.28 15:00
今日は、母校である地元の中学校へ授業をしに行った。
なんでも、最近はやりのゲストティーチャーというやつらしい。
母校は公立の中学だから、私が通ってた当時の先生方はいろいろ転勤されている。
だが、その当時一番好きだった国語のN先生が
めぐり巡ってまた母校で教鞭を執っておられた。
N先生は私が怪しげな職業(笑)をしているのをご存じで、
「授業をしてほしいのよ」と書いた白羽の矢をつがえてうちへ尋ねて来られた。
この先生にかかっては、もう、射られるしかない。
先方から提示されたテーマは、
「個性を活かして」とか何とか。(←この辺が曖昧なのだから随分心許ない)
古代文字当てゲームなんかをちょっとやりつつ、
「臨書」(←名筆を真似て書く。)の話をしながら
基礎と個性(表現)の関係を話そうと思った。
実際に一文字書いてもらうことで、
自分の字を見、名筆の字と比べ、自分の表現したい方向を探り
それを学ぶという姿勢を知って欲しかった。
それは後輩たちが進路や職業を選び取っていく過程にも
通じるんじゃないかと。
臨書、いわゆる基礎に当たるのが中学や高校の学校教育で、
その上にやりたいこと、表現したいことが生まれてきて
個性が成り立っていくのだということ。
うーん、それがうまく伝わったのかどうか、
伝えられるような話になったのかどうか、
かなりあやしいものだけれど。
N先生、そしてクラスの子にも、
的はずれな授業になってたらごめんねぇ。