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母の日の贈り物

2007.05.14 15:00

アップするのが遅くなったけれど、
今年の母の日は、
随分前から企画して、お財布をプレゼントした。

一ヶ月以上前から申し込みをする、セミオーダー品。

昔から、いわゆる「ブランドもの」と言われるジャンルには
ほとんど興味がないのだが、
日本の伝統工芸は大好き。

価格は海外ブランドの数分の一ほどなのに、
技術はそれらを凌ぐほどしっかりしているし、
何より日本独特の感性で磨き上げられた意匠が美しい。
それこそが「日本」という名の本当のブランドだと思う。

私自身は、印傳の財布を使っているので、
母にその色違い・柄違いを贈っても良かったのだけど、
ついついハードな使い方をしてしまう主婦業で、
着物を着ない母にはこっちの方が使いやすそうと、
思って前々から目を付けてた財布にした。

それがこれね。



文庫革(ぶんこがわ)と言って、
白なめし革に型押しをして、一つ一つ人の手で彩色、
それから漆で陰影を付けるという、
本当に手間の掛かったもの。

印傳は薄手でしなやかな雰囲気が魅力だけれど、
これは、丈夫な作りと白なめし革の明るさが魅力。


母は「なんだかもったいないわぁ」といいながら、
新しい財布を箱から出したり入れたりしていた。

「使ってくれないと、せっかくのお財布が泣いちゃうじゃない」と
ようやく、くたくたに傷んだ古い財布と取り替えてもらった。


そうそう、ちなみに、ラッピングはやっぱり自分で(笑)



いつもありがとう☆




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