煎茶のお手前
17日は因島へ渡る前に、
尾道の今川玉香園茶補(http://imagawa-chaho.com/)で開かれる新茶の会へ寄り道。
ぴかぴかの五月晴れの中を尾道へドライブ、気持ちよかったなぁ。
裏千家の先生の所へ習いに行ってるので、お抹茶のお手前はちょっと分かるけれど、
煎茶席は初めて。
茶室にはいると、床の間には
蘭の花を描いた掛け軸、それから、たけのこが数本盛ってある。
普段のお茶席では見ない演出。おもしろいなー。
ああ、そういえば歳時記にちょうどこの時期の風を「筍流し」って呼ぶことが
書いてあったっけ。
だからたけのこなのかしら。
解説の方が、
「蘭と竹の取り合わせは、四君子(←梅・菊・竹・蘭のことね。)の内の2つです」
って。
あー、なるほど。この取り合わせってそういう意味もあるんだ。
盛りものがたけのこなら、
棚も竹を組んだものだったり、
お菓子も涼しげな若竹色だったり、
それは「竹林の七賢」なんかもふまえての取り合わせらしい。
なんだか懐かしい。
竹林の七賢なんて、話題に上るの大学以来じゃないかしら。
お煎茶は文人の遊びだったというだけあって、
文学的趣向が盛りだくさん。
もともと文学は好きなジャンルだから、ほんと楽しい。
お抹茶の道具ももちろんステキだけど、
お煎茶の道具はぐっとちっちゃくって、
悪い意味じゃなく、おままごとみたいな可愛さがある。
ほら、女子ってお道具がちっちゃいだけで「萌えー」ってなるじゃない(笑)
ちっちゃな可愛いお道具で淹れてもらった
新茶はすきっとした香り。
なんだか、初々しい苦みがあって、しゃきっとした味がする。
エッジが利いてるっていうのかな。
ああ、これが新茶の味なのねーって感じ。
結構なお点前でした(笑)
煎茶席を楽しんだあと、
今川さんの「こちらでお出しするお菓子もおいしいですよ」の一言で
カフェの方でも別の新茶を楽しむことに決定。
お菓子は京都麩嘉さんの麩饅頭。もちもちして、おいち
こちらでは自分で煎茶を淹れるコツも教えてもらえるし、
一煎目から二煎目、三煎目…とお茶の味の変化もじっくり楽しめる。
一煎目のしゃきっと感、二煎目の強さ、三煎目のまろやかさ、四煎目の透明感…と
その変化はおもしろいほどはっきり分かる。
こんなじっくり煎茶を味わうこともなかなか無いものね。
今川さん、ステキなイベントをアリガトゴザイマスヾ(*´∀`*)ノ
この日のランチは、「旬亭」。
尾道のおすすめフレンチです。
前菜に
メイン。
(マスタードとタマネギをベースにしてビネガーで風味付けしたソースなのかな、
さごしによく合っておいしかったよ。)
そしてデザート。
ジャガイモとベーコンのスープもあったんだけども、
写真撮り忘れて飲み切っちゃったのよね(´∀`;)ハハ
ごちそうさまでした☆
予想以上にゆったり過ごしてたら、あっという間に因島へ渡る時間。
メインのお仕事のため、いよいよ因島へ。
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