夏帯締めて夏色コンサート。
2011.08.03 15:00
「夏色コンサート」行って来ました。
主宰の歌那さんと、岡山でご活躍の三上澄之さん二人による演奏はさすがに見事で、
久々にステキな琴の音色を聴かせていただきました。
何より、お弟子さんたちの成長が著しくて、
去年よりもぐっと魅力的な音が出ていること、
難しい曲目を弾いてらしたことに感嘆しきり。
無事に演奏を終えて、挨拶に立った歌那さんが
目にいっぱい涙を浮かべてたのも頷けます。
なんかね、そうだよね。
自分が賞を取ったり結果が出たりするときより、
弟子の成長にウルウル来るの。
わかるよ、わかるよ、うん。
来年も、楽しみです☆
今年行けなかった方も、来年是非。
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この日のおまけ。
夏色コンサートに身につけていったもの。
演奏者がみんな浴衣や普段着物で登場する演奏会なので、
こちらもゆるりとした雰囲気で。
箪笥から引っ張り出したのは
独特のシボが肌に涼しい小千谷ちぢみ。
着物自体も、その深いグリーンと、
袖を通すと感じられる綺麗な透け感が気に入ってるんだけど、
実は本命は帯のほう。
良いものなんだか、何なのか分からないし、
もう尋ねることはできないけれど、
これ、亡くなった祖母の箪笥から出てきた紗の名古屋帯。
薄い紫がかった色、祖母が好きだったなぁと懐かしくなります。
本当は、お揃いの夏生地で道中着も出てきたのだけど
こちらは寸法が全く合わなくて着られず。
帯だけでも大事に受け継ごうと思っています。
夏物のクリーム色の帯揚げに、
紫色のトンボ玉を合わせて。