胸いっぱい。
「先生、火曜のお稽古日、みんなで少し早めにお伺いして良いですか?」
「どうぞどうぞ、じゃあ早めに開けておきますね(^^)」
っていうやりとりをして
お昼のお稽古の準備を早めにしていたら、
その曜日にお稽古してる人たちが続々。
みんなにこにこ入ってきて、
「先生おつかれさま、展覧会本当におつかれでしたでしょう、
そして、読売書法展の特選、おめでとうございます!」
そういって、両手で抱えきれないような大きな花束を
プレゼントしてくれました。
お茶やお菓子も準備してきて下さっていて、
玉葉展の時のこと、
読売書法展を見に行ってくださった時のこと、
口々にそれぞれのウレシイ話をしてくださって、
大きな花束に顔を埋めるようにして、
知らず涙があふれてきてしまいました。
もともと少ない体力を振り絞っての行事続き・出品続きでしたし、
プロとして書道をするというのは
ある意味、大きな責任を背負いながらの作品制作ですし、
「大変でなかった」と言ったら嘘になると思います。
事実、終わってからは動けないほど倒れ込んでいました。
でも、こうして
私ができる精一杯を
我がことのように一緒に喜んでくれる人たちが、
こんなに身近にいてくれるのは
どんなに幸せなことかしれません。
本当に、ありがとうございます。
きっとこの嬉しい気持ちのお返しが
わたしにできるとしたら、
それは書という形でしかないんだろうと思います。
ステキな作品を書きたいと思います。
あたたかな作品を書きたいと思います。
優しく芯のある作品を書きたいと思います。
*
この日は、図らずも
小学生の子どもたちからも
修学旅行のお土産だったり、
展覧会のお礼だったりをもらって、
たくさんの「嬉しい」がてんこもりになっていました。
私、書道やっててよかった。
こんなにたくさんの「嬉しい」に出会えて。
(このサイズなら泣き目分かるまいっ)