年賀状をお届けに。
日曜日に、「和文化体験教室」でみなさんが書いてくださった年賀状を、
ふくやま書道美術館に搬入してきました。
私が書いた参考資料の原版も一緒にお渡ししています。
「ETOをかく2012新春展」
2012年1月3日(火)~9日(月) 10:00~19:00 最終日は16:00まで
http://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/fukuyama-syodo/schedule/201112.html
ぜひ、お立ち寄り下さい☆
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ちょうどその週末、書道美術館では「水の会」の展示が行われてて、
実はこれに合わせて搬入に行ったんです。
「水の会」は、笹波会の中室舟水先生が主宰する会。
9月には私の会の展覧会をとても丁寧に見てくださって
いろいろ有意義なお話も伺いました。
・・・そういえばその時、うちの受付に入ってた生徒たちがザワザワして大盛り上がりで。
何でって、中室先生ね、物腰の柔らかなイケメンさんなのよ。
こら、鎮まれ受付嬢たちっ(笑)みたいな。
で。話を戻して「水の会」展ですが。
主宰・中室先生の主作品、
御父様が染められたという紙の組み合わせ方も
和歌の綴り方も、ストーリー性が感じられる素敵なものでした。
何より、先生と教室のみなさんとが一人一人取り組んでおられた
手鑑(てかがみ)風の古筆臨書がとてもいい。
「手鑑」(手鏡とも書きます。)は、いわゆるハンドミラーじゃなくて(笑)
書道関係者や茶道関係者なら聞いたことあると思いますが、
名筆といわれる作品の断簡を収集して折り帖にしたものです。
名筆を少しずつ集めて、美味しいとこだけ、アラカルト、っていう感じ。
自分自身の臨書で手鑑を作るっていうの、
意外と思いつかなかったなぁ。
今までに取り組んでいなかった古筆にも触れるきっかけづくりになるし、
なんといっても、できあがりが目にも楽しく、可愛い。
私もぜひ古筆勉強の一環で作ってみようと思います。
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展覧会を拝見した後、
岡山へ移動して、師匠の一門の忘年会へ。
今年喜寿を迎えられる師匠・岡嶋華笠先生は
いくつになられても乙女オーラの出る、
柔らかくおっとりした素敵な女性で、
ご自身の実力はもとより、
指導者として活躍する弟子を驚くほどたくさん育ててるのでも有名です。
「なんでかしらねー。私はなんにもしてないんだけど
みんな頑張ってくれるの」
ってのんびり仰るんですが(笑)
凄いことに同じ一門内で毎年大きな賞を取る方が出るんですが
今年は書芸院の史邑賞を取った先輩も、
読売展の読売新聞社賞を取った先輩もいらして
そのお祝いをしながらの本当に華やかな席でした。
私も今年一年、
書芸院の無鑑査特別賞や読売展の特選や、
そんな一つ一つの頑張ったねに拍手をもらって
先生みずから渡してくださるお祝いに、
ふうわり嬉しくなりました。
昔からぼんやりしてるので、
「賞が取りたくて書く」という感覚はないんですけど、
美しいものに憧れて、
たくさん書いて、
たくさん書道を好きになったこと
そんないろいろが賞という結果につながって
こうして師匠や先輩や仲間とお祝いしあえて
それって幸せなことだなぁって思えるのです。
これで、また来年もがんばれるかな。
私の弟子たちにも、
書道を通じてたくさんのステキや、たくさんのウレシイを伝えられるかな。
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おまけ。
忘年会のビンゴゲームでもらった景品。
バンビカレンダー可愛すぎて目眩がしそう(笑)